6月30日スタートのドラマ「バカボンのパパよりバカなパパ」(NHK総合)で、漫画家・赤塚不二夫さん(享年72)を演じる玉山鉄二(38)。
クールでスタイリッシュな印象の強い玉山だけに、今回のキャスティングには「意外」といった声が上がっている。
「赤塚さんといえば漫画だけでなく、私生活も破天荒。そのため玉山さんも、オファーを受けた当初は戸惑いを隠せなかったそうです。しかし赤塚さんが人生を“ギャグ”に捧げたのは、戦争体験があったから。争いごとを避けるためにバカなことをやるという生き様に共感し、『多くの人に届けたい』という思いが生まれたそうです」(芸能プロダクション関係者)
もともとはモデル出身、甘いマスクで女性ファンも多い玉山。だが14年度の連続テレビ小説「マッサン」(同局)でも、どこか脇の甘い主人公・亀山政春を演じて話題になっている。
そうしたギャップのある役どころに挑戦し続ける陰には、彼自身の中で芽生えた“変化”があったという。
「当初は二枚目役者だった玉山さんですが、今では“イメージと違うものに挑戦すると自分の新たな魅力が引き出される”と考えるようになっているそうです。プライベートでは12年に結婚して子どもが産まれて、責任感が芽生えるように。それに伴い、いい意味で“かたくな”な部分がなくなっていったといいます」(前出・芸能プロダクション関係者)
今回の役柄は、玉山のどんな一面を見せてくれるだろうか――。