7月29日、「ジャンクSPORTS」(フジテレビ系)にサッカー日本代表MFの宇佐美貴史(26)が出演。W杯1次リーグ第3戦、ポーランド戦でのパス回しの裏側を語った。
日本はポーランド戦の後半38分、0対1の劣勢。同時刻に試合を開始したコロンビアがセネガルに勝っている状況で、そのまま両試合が終わればフェアプレーポイント(警告数)の差で日本が決勝トーナメントに進める状況だった。
このとき西野朗監督(63)は失点やカードをもらうリスクを避け、自陣でのパス回しを選択。キャプテンの長谷部誠(34)が途中出場でピッチに入り、ジェスチャーで西野監督の意図を選手たちに伝えた。
宇佐美はこの選択について、「もちろん僕たちも正々堂々と戦いたいというのはあったけど、そのリスクを冒して決勝トーナメントに進出できないよりは、他力本願でも決勝トーナメント進出を選ぶということしかなかった。すごく複雑ではあった」と説明。
長谷部の「イエローカードをもらうな」というジェスチャーについては、「選手は全員意図を理解したという風に報道されていたが、実はそこまで理解していなかった」と発言。「なんなんだあのジェスチャーは?」と思っていたことを明かし、スタジオを仰天させた。
パス回しに対する会場でのブーイングなどを受け、西野監督は翌日のミーティングで「後手を踏むサッカーを選択させてしまって申し訳ない」と選手たちに謝罪。すると長谷部は「謝られる覚えはない。ベスト16という舞台に連れて行ってくれたことに選手は全員感謝している」と力強く返答。宇佐美は「この発言でチームの団結が増した」と語った。
長谷部のジェスチャーについては、「私もわからなかったけど、選手も意味わかってなかったのか」「長谷部のジェスチャー、伝わってなかったの!?」と、視聴者からも驚きの声が上がった。