沖縄県文化観光スポーツ部は6日、外国人観光客を誘致する一環で、性的少数者(LGBT)への必要な対応などの意識を高めようと、観光業界関係者と海外のLGBT当事者らとの意見交換会を開いた。
海外から招待された当事者らからはホテルなどでは対等に対応してもらいたいとの意見がある一方、ナイトライフの充実など観光メニューの多様化を求める声が上がった。
県は外国人客をさらに呼び込むため、メディアやユーチューバーとして活躍し、発信力のある「インフルエンサー」としての役割が期待されるLGBT当事者や関係者を県に招待した。
来県したのはイスラエルの旅行会社のナダヴ・ペレツ氏、カメラマンのトーマス・ヴァイス氏、ドイツのLGBTメディアのディレク・バウムガトル氏、台湾の有名ユーチューバーのラリー・チョウ氏。3~5日に首里城や沖縄美ら海水族館などを視察した。
ペレツ氏は来県するまで沖縄を知らなかったといい「沖縄はオープンでフレンドリーだ。ハネムーン地にいいと思う」と観光地として高く評価した。バウムガトル氏はホテルなどの対応は誰でも変わりなく「対等にすべき」だとした。チョウ氏はホテルにLGBTへの支援を示すレインボーフラッグが置いてあり「嬉しい」と評価。「もっとナイトライフを楽しめればいい」と述べ、バーやクラブなどでイベントがあれば入りやすいと説明した。
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