連日大々的に報じられている女子体操のパワハラ騒動。日本体操協会の女子強化本部長・塚原千恵子氏(71)からのパワハラ疑惑が話題を呼んでいるが、それどころか“鉄拳制裁”の被害者が芸能界にもいると報じられた。
発売中の「週刊文春」(文芸春秋)によると、87年の世界選手権で“ある女子選手”が跳馬でミスして頭を強打。恐怖心からか2回目も頭頂部から落ちて失敗。すると休憩スペースの裏で千恵子氏は「いい加減、目を覚ませ!」と何度も平手打ちを食らわせ、海外選手を震え上がらせたという。
気になるその選手。すでに解散したつんくプロデュースの女性4人組ユニット「太陽とシスコムーン」のメンバーで、タレントの信田美帆(46)だったというのだ。
「信田さんは高校生のときに当時史上最年少で全日本選手権を制し、五輪候補に急浮上。ソウル五輪に出場しましたが、個人・団体ともに惨敗でした。2度目の五輪出場を目指しましたがかなわず、大学卒業後に現役を引退。千恵子氏は日体大の選手を毛嫌いしていたので、日体大に進学した信田は常に脅えながら演技をしていたそうです」(ベテランスポーツ紙記者)
引退後、1998年にテレビ東京のテレビ番組「ASAYAN」内で行われたオーディションに合格して同グループのメンバーに。解散後は、ソロとしてタレント活動を行っている。
「タレント活動をこなしながら、体操関係の仕事もしています。2012年にはロンドン五輪に出場した田中理恵さんのゆか演技の振り付けを担当し、話題になりました。モーニング娘。らのコンサートでのアクロバット指導もしていますが、自分が受けた指導を“反面教師”にしているのでしょう。指導者として、メンバーたちから慕われています」(芸能記者)
引退後は充実した“第2の人生”を送っているようだ。