その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(27)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!
【幽霊と2人乗りした親父の体験】
僕より断然強い霊感を持つうちの親父。その能力が目覚めた30代前半のころ、ある恐ろしい体験をしたといいます。
当時親父は、坂の上にある友達の家によく通っていたのですが、その坂は左右を墓地に挟まれていたため、いつも回り道をするようにしていました。でもあるとき、道路工事の影響で、坂を通る以外の道がすべて通行止めになってしまっていて。
仕方なく、坂へ自転車を走らせた親父ですが、案の定、次から次へと幽霊に声をかけられて、生きた心地がしなかったそうです。しかも、やっと上りきれるかというところで、女の幽霊が自転車の後ろに乗ってきたんだとか。
怖くなった親父は、何を思ったのか、近くにあった電柱に自転車をこすりつけて、なんとか幽霊を払い落そうとしました。無我夢中だったそうですが、気が付くといつの間にか、幽霊は消えていたといいます。
それから数年がたったころ、偶然坂の近くを通りかかった親父。あの日の出来事を思い出して「もう二度とあんな怖い思いはしたくないな〜」とつぶやくと、「まだいるよ」と後ろから女の人の声が聞こえたそうです。
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