イオン琉球(南風原町、佐方圭二社長)は25日、ぜんざいの富士家が監修した氷菓「沖縄ぜんざい」と「マンゴー氷」を沖縄県内全47店舗で発売した。4月中旬以降は県外のイオングループでも順次発売し、合計36万個の販売を予定している。
県外で一般的な温かいものとは異なり、沖縄のぜんざいは黒糖で甘く煮た金時豆や押し麦をかき氷に乗せたものが多い。富士家のぜんざいは県内外にファンが多く、支持を集めている。
アイスクリームの「白くま」などで有名な丸永製菓(福岡県)が企画、開発に携わった。冷凍しても白玉もちや金時豆が固くならないようにするために、味と柔らかさのバランスに注意したという。
富士家は沖縄ブームだった2001年、工場を建設して東京に進出したが、氷菓の売れる夏季が短かったことなどから撤退した。大嶺隆代表は、全国への「再挑戦」に「沖縄独特のぜんざいが全国に出ることは画期的だと思う。白くまのように有名な定番商品になれるように頑張りたい」と話した。
沖縄ぜんざい、マンゴー氷ともに145ミリリットルで、本体価格は税抜き178円。
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