共同でプラットフォーム事業を行うと発表した吉本興業の大﨑洋会長(後列左から3人目)とNTTの澤田純社長(後列右端)、出資するクールジャパン機構の北川直樹CEO(後列左から2番目)ら=21日、那覇市のANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービュー 画像を見る

 

吉本興業(大﨑洋会長)とNTT(澤田純社長)は21日、「遊びと学び」をコンセプトにした教育コンテンツなどを国内外に発信するプラットフォーム事業「Laugh&Peace Mother(ラフアンドピース マザー)powered by NTT Group」を共同で始めると発表した。事業には、日本の文化を海外に売り込む官民ファンド「クールジャパン機構」(北川直樹CEO)も出資する。

 

事業は那覇市に設立予定の「ラフ&ピース マザー」(生沼教行社長)が運営する。(1)新たな教育などのコンテンツやアプリの制作・配信(2)良質な教育などのコンテンツを展開するプラットフォーム構築(3)バーチャルなコンテンツやアプリと連動したアトラクション施設の運営-を行う。

 

コンテンツ制作を、デジタル技術を活用した創造的な学びの場作りを手掛ける「CANVAS」(石戸奈々子社長)と、NHKの番組「チコちゃんに叱られる!」のプロデューサーも務めるスチールヘッドの小松純也代表取締役が担う。

 

アトラクション施設は県内に設置を予定しているが、場所や開設時期は未定。コンテンツの配信は年内に行う予定している。

 

かりゆし58のヒット曲「アンマー」が流れる中、登壇した大﨑会長は「国産の、世界の子どもたちに夢や笑いを届けられるプラットフォームをつくりたい」とあいさつした。沖縄に拠点を置くことについては「沖縄は(沖縄戦の)悲しみを乗り越えるため日常から歌や踊り、笑いが絶えない島。そこにプラットフォームを持つことに意味がある」と力を込めた。

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