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今月17日、宮内庁はご退位後の上皇ご夫妻の暮らしぶりを明らかにした。発表によると、1日に行われた即位後朝見の儀といった儀式や、4日に行われた一般参賀などはテレビ中継でご覧になって、行事が無事に終えられたことを喜ばれていたという。

 

そう話す宮内庁関係者。しかし、声を潜めてこう続けた。

 

「実は5月10日に、美智子さまは宮内庁病院を訪れ、首のレントゲン写真を撮られていたのです。持病の再発が疑われたので、緊急検査となったようです」

 

痺れに激しい痛みなど、美智子さまには宮内庁も明らかにしていない体調不安がおありだというのだ。

 

それを裏付けるのが、4月30日の夕方に行われた「退位礼正殿の儀」での美智子さまのご様子だった。

 

ご退出の際に、3段の階段を下りられる上皇陛下が美智子さまの手を取ってエスコートされたのだが、扇を持たれた美智子さまの左手がはっきりとわかるほど震えていたのだ。

 

「美智子さまは’05年、首の左後ろに痛みを感じられて『頸椎症性神経根症』と診断されました。頸椎が神経を圧迫するご病気で、そのときはしばらくの間、首を安定させるネックカラーをつけて生活されていました。多忙なご公務で疲労が重なると美智子さまは、その持病が再発してしまわれるのです。さらに’13年には腰椎にも症状が見られ、痛みは首だけでなく肩、腕、手足にまで現れることもあります」(皇室担当記者)

 

その年、美智子さまはお誕生日に際してこう述べられた。

 

《四肢に痛みや痺れが出るようになり、今年、数回にわたり公務への出席を欠きました。体調の不良を公にすることは、決して本意ではありませんが、欠席の理由を説明せねばならず、そのため大勢の方に心配をかけることとなり心苦しく思っています》

 

このお言葉にもあるように、美智子さまは体調不良を感じられても、よほどの激痛でもない限り、それを明かさずに無理をされてしまうことが多かったのだ。

 

「3月から4月にかけて上皇ご夫妻は通常のご公務に加えて退位に向けた行事が目白押しで、ギリギリまで心身を酷使されてそれらに臨まれていました。ご高齢のお二人にとって、それはまさに“限界ご公務”と呼べるほどハードなものだったと思います」(前出・皇室担当記者)

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