激動の平成が終わりを告げてからまもなく1カ月。30年の間、本誌は時代を彩った驚きの現場を多数目撃してきた。そのなかでも特に反響の大きかったスクープを改めてお届けしたい。
俳優としてだけでなく、渋く深みのある声で映画『インディ・ジョーンズ』シリーズの声優などでも人気を博した村井國夫(74)。しかし艶福家としても知られており、なんと本誌は2度も不倫現場を目撃していた(以下、2008年9月30日号掲載記事)
08年9月上旬の夜、福岡・博多の高級ホテルのレストラン。そこに女性と楽しそうに食事をする白Tシャツ姿の男性がいた。村井国夫(当時63)だ。数日前から福岡の博多座で行われていたミュージカル『エリザベート』。出演者である村井は、舞台のため福岡に滞在中だった。
一緒にいた女性は見たところ40代くらい。静かで落ち着きのある美女だ。コソコソするような仕草は2人ともなく、堂々と食事を楽しんでいる。途中、演劇論になると、「あれはよかったね」と熱く盛り上がっているのが聞こえた。
そのまま2人はたっぷり1時間半ほど食事をして、店を出た。村井から離れることなく彼女はついていく。夜も深まってきたが、このあとどうするのか。記者がそう思っていたところ、2人は肩を並べてエレベーターに乗り込み、上層のルーム階へと消えてしまった!
村井といえば、08年6月にも若手女優との“イチャイチャ”ぶりをロンドンで本誌が目撃。妻・音無美紀子(当時58)をあきれ返らせたばかりだ。あれからまだ3ヵ月しかたってないのに……。
「村井さんが女性といる姿は3日ほど前から目撃されていました」
と舞台関係者は証言する。今度の女性とは、いったいどんな関係なのだろうか。翌朝、クロジャケットに白いパンツとダンディにきめて、ホテルから出てきた村井に話を聞いた。
――数日間、女性と一緒でしたか?
「えっ、えっ、何のこと? 何のことだかわからないなぁ」
焦ったように、足早に通り過ぎようとする村井。しかし、レストランでの目撃談を告げると態度が一変。
「そうなのか――。2人だけで、話がしたい」
記者の近くにいたカメラマンを遠ざけ、人目のつかないところまで歩いていくと。
「まずいんだよなぁ。本当にまずいんだ……」
一瞬にして顔面は蒼白。こめかみに手を当て、天を仰いでいる。
――親密な関係の若い女性ですよね?
「違うんだ。違うんだよ……。僕は彼女に相談していたんだ! 還暦を過ぎた役者でも悩みはたくさんある。これからの役者人生をどうしたらいいのか、相談していたんだ」
本誌記者が「年下の女性にですか?」と突っ込むと。
「そう、そうなんだよ! 彼女も舞台関係には詳しい。役者とは他人に見られてナンボの仕事だ。第三者から見て、僕はどうなんだ、とね」
――彼女はわざわざ東京から来たんですか?
「うん、そう。でも僕は家庭は壊さないよ。家族は大事だ。その家族を支えていくために、僕は人生を送っているし、だからこそ不安なんだ」
さすが舞台俳優、小声で話しているのに声はよく通る。
――それで親密になったんですか?
「他人の話をよく聞いてくれる女性だよ。とてもいいコだ。しかし、この話が広がると困るよ。本当に、困るんだ。前はロンドンと一緒だった若い女性とウワサになった。そしてまたか……。自分で蒔いたタネなんだが、本当にまずいんだよ」
そう言うと「私はどうしたらいいんだ……」と、また天を仰いだ。村井は悲しい声でつぶやいた。こんな格好を見たら、また音無はショックを受けるかもしれない。数ヵ月前、若手女優とのツーショット写真を見たとき、本誌記者の前で“アチャ~ッ”という表情を浮かべた妻・音無。村井の所属事務所に話を聞いてみた。
「村井本人に確認したところ、その女性は以前、一緒に仕事をした女性関係者で、舞台や人生についての相談に乗っていただいたそうです。ロンドンに続き、こんな短期間で誤解を生むようなことをしていまい、村井は狼狽しておりました。前回、誤解を招くような行動は慎むよう、きつくお灸を据えていたのですが……」
音無は知っているのだろうか。
「村井は『2人は別室でホテルの部屋を取っていた』とキッパリ言っております。今回の取材を受け、(妻の)音無さんには、村井本人から連絡があったそうです。音無さんは『あぁ、また……。本当に脇が甘いんだから。もっとしっかりやってほしい』とおっしゃっていました」
“亭主元気で留守がいい”とはとても言えない妻だった――。