「映画で共演したインコ、本名はナナちゃんっていうんです。おとなしくてとてもかわいかったですね」
そう語るのは、映画『ザ・ファブル』(6月21日公開)で凄腕の殺し屋・ファブルを演じた岡田准一(38)。本誌グラビア撮影で、映し出されたインコを背景に、シャッター音に合わせて軽やかに動く。
今作でも、鍛え抜かれた肉体と俊敏なアクションを披露している岡田。ポーカーフェースから瞬時に変顔になるコミカルな演技で、主人公の愛すべき二面性を見事に表現した。
「僕自身、二面性はないと思います。ただ、黙っていると、物事を深く考えているように見えるみたいです。本当は何も考えていないのに(笑)。現場でも、親しみやすい感じを少し出すだけで『意外に接しやすい』って言われるので、得してるなって(笑)」
殺し屋を休業し、一般人として普通に暮らすことになるファブル。岡田自身、もしも、普通の人になったらどうする?
「今も一般社会で普通に生きてますよ(笑)。でも、たしかに、年を重ねて変わってきていると思います。昔は、外出時は常に帽子をかぶって、歩くときも地面しか見ない。周りに迷惑がかかるのを気にして生活していました。今は自然体でいられる年齢になったのかな。人間らしい生活を送っていると思います」