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嵐の5人はそれぞれ恩人であるジャニーさんへの深い思いを明らかにしてきた。7月1日、ジャニーさんの緊急入院を公に初めて明かしたのは松本潤(35)だった。

 

国民的アイドルへと成長した嵐。結成20年の節目に彼ら自身で出した結論が2020年末をもっての活動休止だった。「自分の嵐としての活動を終え、自由な生活をしてみたい」という大野智(38)の希望を、メンバーが受け入れたのだ。

 

今年1月27日、嵐の活動休止電撃会見から3日後、ジャニーさんは取材陣に率直な心境を吐露した。

 

「昔は嵐くらいの年齢で歌ったり踊ったりすると笑われたものです。物事には限界があるけど、止まっちゃったら、そこが限界になっちゃう。20年間、よく頑張ったなと。あと2年間頑張ってくれるだけで、すごくうれしいです。僕なんて、2年後にはいないかもしれないけど。僕はいつまでも嵐についていきます。2年でも、3年でも。しばらく休憩して、またやるっていうのは、いいと思います」

 

数々の偉業を成し遂げてきた嵐。それは、嵐のメンバーがアイドルの限界を超え続けたことで積み上げてきた奇跡に違いなかった。「5人じゃないと嵐じゃない。ずっと5人で嵐の精神を守り続けて」というジャニーさんの思いは、遺命として嵐の心に生き続けている。

 

「ジャニーさんはよくラスベガスのショーやマイケル・ジャクソンのビデオを関係者に示していました。松本さんも今、後輩たちを自宅に呼び、海外の最新舞台映像を見せています。ジャニーさんが培ったノウハウは、すでに松本さんにも色濃く受け継がれているんです。来年の嵐のデビュー記念日、11月3日には、ファンイベントを開催したいと5人で話しているそうです。松本さんの中には『ジャニーさんにも見てほしい!』というステージ計画がすでにあるとか。ファンもメンバーも心ひとつに、大野さんの新たな門出を祝う企画を考えていると聞いています」(音楽関係者)

 

松本は嵐の活動休止を機に、海外の舞台芸術に触れ、自身の演出力を高めたいと意欲満々だという。

 

「それは“活動を再開したときに必ず役立つから”だそうです。それぞれ英気を養った5人が再集結し、新生・嵐の姿を必ず見せてくれる日があると信じています」(前出・音楽関係者)

 

5人のあくなき挑戦を、ジャニーさんは天国で見守っている――。

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