サッカーJ2のFC琉球に移籍が決まった元日本代表MF小野伸二(39)の入団会見が11日、那覇市奥武山町の県体育協会で開かれた。小野は移籍の理由について「沖縄をサッカー王国にしたいという倉林啓士郎琉球フットボールクラブ会長の思いに賛同した」と話した。入団にあたり「もっと上を目指したいという気持ちを持って、J2の戦いを良い成績で収めたい」と意気込んだ。背番号は7。
小野は1998年から2008年まで日本代表を務め、3大会連続でワールドカップに出場。56試合に出場し6得点を挙げた。卓越したゲームコントールと正確なパスで、チームの勝利に貢献した。
樋口靖洋監督は「(小野選手には)ゲームを決める仕事を期待したい。また、彼がトレーニングを一緒にやることで間違いなく、多くのものを(選手は)盗む機会ができる。彼の加入がわれわれチームの大きな変化になって(残りの)15試合を目標に向かっていけるような試合にしたいし、それ以降につなげるためにも力を発揮してもらいたい」と期待した。
小野選手は静岡県出身、175センチ、74キロ。98年に浦和レッズ、01年オランダ1部のフェイエノールト、06年浦和、07年ドイツのVfMボーフム、10年清水、12年オーストラリアのウェスタン・シドニー・ワンダラーズFCを経て、14年から札幌でプレーしている。J1は通算201試合に出場し29得点、J2は63試合に出場し、9得点を挙げている。
17日のホーム横浜FC戦(午後7時、タピック県総ひやごんスタジアム)から出場可能。【琉球新報電子版】
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