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8月11日に放送されたNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺」第30話の関東地区平均視聴率が、大河ドラマ史上最低となる5.9%を記録した(ビデオリサーチ調べ、以下同)。

 

同作は第22話で6.7%を記録。それまでの大河ドラマ史上最低視聴率を記録したが、その数字を更新。第6話から第30話まで25話連続で視聴率1桁となってしまった。

 

「大河ドラマはもともと時代劇が多く、長年視聴者に受け入れられていました。しかし、今作は近現代が舞台。テレビ朝日系の『ポツンと一軒家』どんどん数字を伸ばし、日本テレビ系の『世界の果てまでイッテQ!』が相変わらずの高視聴率をキープ。そんな中でどんどん数字がダウンしてしまいました」(芸能記者)

 

視聴者を引きつけることができなかった今作。だが視聴率低迷の要因は、他にもあったようだ。

 

「NHKはPR手法を従来のまま変えていません。たとえば新キャスト登場が決定した際、NHKはマスコミ各社を集めて会見を行うのが慣例となっています。しかし、そのキャストたちが作品内で登場まで時間が空きすぎなのです。登場するころにはすっかり世間では忘れられてしまいますので、視聴率アップにつながっていません。もっと直前にPRすれば、視聴率アップに結びつくような気もするのですが……」(テレビ誌記者)

 

直近では北島康介氏(36)が“フジヤマのトビウオ”と呼ばれた戦後の競泳選手・古橋廣之進役で登場すると、今月9日に同局が発表している。ところが北島氏が作品内に登場するのは、2カ月以上たった10月20日予定となっている。

 

情報が続々と更新される昨今、視聴率UPのためにはこれまでのNHKの慣例を見直す必要があるのかもしれない。

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