“木村先生”の教えに覚醒したという三浦。 画像を見る

バンド写真がプリントされた黒の上下にサングラス。そんな木村拓哉(46)が腕組みして会場入りすると、現場に緊張が――。8月10日、都内の中華料理店でドラマ『教場』(フジテレビ系)の打ち上げが行われていたのだ。

 

来年新春に公開されるドラマで、警察学校を舞台にしたエンタテインメントミステリー。木村は冷酷無比なカリスマ教官役に挑んでいる。そのため、現場でも自らの立ち位置を変えていたという。

 

「木村さんは“鬼教官”役を演じるため、撮影中はあえて生徒役の俳優たちと一定の距離を取っていました。それでも困ったことがあったときは親身になって相談に乗ってあげていたので、本当の“先生”のようにみんなから頼られていました」(ドラマスタッフ)

 

なかでも木村を慕っていたのが、生徒役の三浦翔平(31)だった。

 

「三浦さんは、生徒役の中では年長者。少しでも時間があると木村さんのところにいって、いろいろと質問をしていました。木村さんに憧れているみたいで、『家でも料理はするんですか?』などのプライベートなことも聞いていましたね」(前出・ドラマスタッフ)

 

そんななか、“ある質問”が木村の顔色を変えたという。

 

「三浦さんが『同世代の俳優は著名な演出家と舞台をしたり、ドラマや映画で主演を張っている。そこに焦りを感じる』と漏らしたんです。すると木村さんは『自分はジャニーズ事務所所属なので、どうしてもほかの俳優と扱われ方が違う。もしジャニーさん(喜多川・享年87)に蜷川幸雄さん(享年80)を紹介されなかったら今の自分はいなかったかもしれない』と告白。そのうえで『いま活躍している同世代の俳優は大事にしたほうがいい。ライバルとして切磋琢磨すること。それがいちばん大事』と言って励ましたそうです」(別のドラマスタッフ)

 

木村は89年に蜷川さんの作品『盲導犬』で舞台デビュー。今年2月に出演した『ボクらの時代』(フジテレビ系)では、当時の“鬼指導”について「大変どころじゃなかったですよ(中略)『もう1回!』っていうのが10日間くらい続いて……」と明かしている。だが、この経験が今の木村を作り上げたのだ。過酷な経験こそ自らを成長させる。そんな“木村先生”の教えに、三浦は覚醒! 現場でもサポートに奔走していた。

 

「三浦さんは『木村さんがいないときは、俺が盛り上げる!』と宣言。“鬼教官”として距離を取る木村さんの代わりに、生徒のまとめ役になっていました。木村さんも“生徒”の成長を喜んでいるようで、最後までかわいがっていました」(前出・別のドラマスタッフ)

 

その団結を表すかのように、この日の打ち上げは3次会まで行われたという。ドラマでは冷酷な教官の木村だが、舞台裏では熱い“授業”を繰り広げていた!

【関連画像】

関連カテゴリー: