2週間ほど前、カナダのオンタリオ州チャタム・ケントの道路脇で動物保護団体「Pet and Wildlife Rescue」が一匹の野良犬を保護した。極寒の中で震える犬を抱き上げてみると、彼女はお腹の下に5匹の子猫をかくまっていたという。
保護施設の新しい住民となったこの心優しい犬はセレニティと名付けられた。もちろん、彼女に命を救われた子猫も共に保護され、早々に里親のもとへ引き取られていった。
セレニティにも里親を希望する家庭からの問い合わせが殺到しているようだ。「Pet and Wildlife Rescue」はFacebookで、希望者に向けたセレニティについての説明を、彼女の“自己紹介”という体裁で投稿している。
「こんなにたくさんの人が、あんまりよく知らない私の里親の申し出をしてくれるなんてビックリ! 私がかわいいというのは間違いないけれど、最適なお家を見つけられるように、私自身についてお話ししますね。 私は言うまでもなく猫が好きなので、猫がいるお家に行くのは問題ありません。2歳くらいなので、幼児並みの元気があります。外で走り回るのが大好きです。でも、ちょっとはしゃぎすぎちゃうので、シェルターの人たちにマナーを教えてもらっています」
コメント欄は、「なんてすばらしい犬! 最高のお家が見つかりますように」など、セレニティの幸せを願う人々の言葉であふれている。
セレニティは12月3日に避妊手術を受けた後、本格的な里親選定の手続きに入るという。