「“20周年”として過ごしてきた’19年。この20年間でいちばんいい年だったと胸を張って言うことができます。武道館でのコンサート、大阪城ホールでのコンサート……。いろいろやらせていただいて、たくさんの人にお越しいただけて。ありがたい気持ちでいっぱいです」
多忙だった’19年を、そう振り返るのは氷川きよし(42)。「走り続けてきたからこその充実感を、いま感じています」と話す。
「“ヴィジュアル系になった”なんて言っていただいたりもしましたが、自分ではそんなつもりはないんです。ただ、見せ方を変えようという思いはあります。ずっと同じだと刺激が足りないですから。最近、髪を伸ばしているのも、動きを出しやすくてシーンや衣装によって髪形をアレンジしやすいから。42歳ですから、毛がしっかりあるうちに、という思いもあって(笑)」
デビューから丸20年がたち、新しい年の幕が開いた。
「ようやく“成人”して次のステップに行けるのが’20年だと思っています。型にはまらないで自分の色を出していきたい、改めて“氷川きよし”をつくるようにがんばっていきたい。自分らしく道を切り開いていきたいです」
そんな氷川にプライベートについて尋ねると。
「プライベートはありませんね。趣味といえば植木ぐらい。祖父が植木職人だった影響かな。植物と触れ合うことが力になるんです。一昨日も500円くらいの枯れかけた植木を買いました。手をかけて元気にさせてあげたいなって。同世代は子どもがいたり、早い人だと孫がいる人なんかもいます。それでも、自分はいまは365日仕事がしたい。忙しくも、休みたいとはあまり思いません。この仕事が好きなんです」
「女性自身」2020年1月21日号 掲載