沖縄戦当時、食糧確保や疎開に尽力したとされる島田叡沖縄県知事と荒井退造県警察部長の姿や県民の苦悩を描く映画「島守の塔」の製作委員会は17日、島田役に萩原聖人さん、荒井役に村上淳さんが決まったと発表した。防空監視隊で県職員の女性比嘉凛役は吉岡里帆さん、香川京子さん、凛の妹で看護学徒隊の比嘉由紀役は豊見城市出身の池間夏海さんが務める。うるま市伊計島で25日にクランクインする。
監督は「地雷を踏んだらサヨウナラ」など社会派作品で知られる五十嵐匠さんが務める。脚本は柏田道夫さんと五十嵐さんが担当。吉田妙子さん、津波信一さん、仲座健太さん、蔵下穂波さん、棚原奏さんら県出身者も多数出演する。島田知事の出身地の神戸新聞社とサンテレビ、荒井部長の出身地の下野新聞社、琉球新報社と沖縄タイムス社、毎日新聞社などで製作委員会を構成。製作委員長は嘉数昇明元副知事が務める。
関連カテゴリー: