お笑いコンビのクワバタオハラ・くわばたりえ(43)が、3月22日放送の『サンデージャポン』(TBS系)に出演した。そこでの発言が物議を醸している。
番組では新型コロナウイルス感染拡大に伴う、政府の緊急経済対策を特集。総額30兆円を超える対策の中で、現金給付やキャッシュレス決済によるポイント還元の拡充といった施策が検討されている。そのなかでも「国民1人あたりに10万円給付案」について焦点が当てられた。
現在3児の母であるくわばたは「5人家族で50万円ですね」と司会の爆笑問題・田中裕二(55)から意見を求められた。
すると「給付金で経済を回すなら旅行やショッピングする」と使途例を挙げた。いっぽうで「コロナで家を出るなと言われていて、結局使い道がない」とし、「貯金に回ったら意味がない」とコメントした。
Twitterでは、くわばたに対する異論が続出している。
《考え方が違うような… 家にいるようになって食費の負担が増えてる家庭、収入が減ってる人もいるんだよ》
《出歩いて使えないではなく! 私のまわりでもコロナの影響で収入が激減してる! 払うものも払えない状態も…》
《政府の経済対策が色々言われている中で、本当に困っている人達は、1万円でも現金支給されれば少しは助かる人達がいると思います》
08年に世界経済を大きく揺るがしたリーマン・ショックでは、政府は「定額給付金」として1人当たり1万2,000円(65歳以上と18歳以下には2万円)を支給した。
自民党の岸田文雄政務調査会長(62)は、同日放送の『日曜討論』(NHK総合)で「現金給付をはじめ、思い切った対策を考えなければならない。税金や社会保険料の延納や税金の減免、クーポンや商品券といった形も考えられる」とコメント。リーマン・ショック時を上回る経済対策の必要性を強調した。
各紙によると、27日に予定されている2020年度予算が成立した後で本格的な議論が始まる見通しだという。果たしてどのような決定がなされるのだろうか――。