大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(73)が、読者からの相談に答える!
【Q】「親からの虐待によって、自分に自信が持てず、引きこもってしまいました。もう少し楽天的になって明るく考えていこうと思っていますが、蛭子さん、どうしたらいいでしょうか?」(ネネです、さん・50・無職・茨城県)
【A】「自信がなくても別にいい。笑っていればなんとかなる!」(蛭子能収)
深刻ですね、ウヒヒ……。(マネージャー「すみません! 蛭子さんは切実な話になると、本心とは別に笑ってしまうんです」)深刻といえば、小さいときオレは長崎の長屋の2階に住んでいましたが、1階にアイスクリーム屋さんがあったんです。
その店でよくアンモニアが漏れて「ガス爆発するぞ!」とたたき起こされて夜中に避難したことが何度もありました。翌日、お詫びとして、アイスキャンディがもらえるんですが、大人は深刻そうに逃げていましたが、俺は喜んで逃げていました。
(マネージャー「大変だと嘆くより、小さな幸せを積み重ねたほうがいいということですか?」)いや、そんな難しいことはわかりません。そもそも引きこもりが悪いことだとは思いませんけど、外に出ている人は自信を持っているわけではないと思います。
オレも漫画家なのに絵が下手クソで、犬を描いてもだいたい猫だと思われます。でも、笑いながら「これは犬です」と言い切れば大丈夫でした。とにかく笑っていれば、なんとかなりますよ!
「女性自身」2020年11月10日号 掲載
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