新型コロナウイルスの感染拡大による外食控えから、家庭で手軽に味わえる沖縄そばの売れ行きが好調だ。わしたショップ県内外8店舗で販売する冷蔵沖縄そばの8~10月の売り上げは前年同期比1・5倍で伸びている。県物産公社(那覇市、湧川盛順社長)と与那覇食品(西原町、与那覇秀勝社長)が共同開発した生麺タイプの「与那覇製麺のソーキそば」も、10月の販売開始から1カ月間で約千個が売れたという。
11日、同商品のPRで琉球新報社を訪れた県物産公社の比嘉徹取締役は「感染症の影響で旅行ができない県外の沖縄ファンの間で沖縄そばの需要が高い。家庭で簡単に食べられ、家にいても沖縄を満喫できる」と説明する。
「与那覇製麺のソーキそば」は、生麺のほかにスープとじっくり煮込んだ軟骨ソーキもセットで、販売価格は税込み756円。全国のわしたショップで販売している。年間販売目標は5万個とする。
比嘉取締役は「沖縄そばを土産だけでなく、県外の家庭でも食卓の一品として定着させていきたい」と意気込みを語った。
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