画像を見る

「ご結婚に向けてきっちり説明をしていくことで批判にも応えることになるのではないか」

 

宮内庁の西村泰彦長官は12月10日、会見で小室家の金銭トラブルについて言及。小室さん側に“説明責任”を果たすよう求めた。

 

3年前、小室さんの母・佳代さんに金銭トラブルが発覚。佳代さんの元婚約・Aさんが婚約期間中に渡した400万円の返金を求めたのだ。小室さん側は’19年1月に、トラブルについて説明する文書を発表したものの、その後は小室さん本人からの説明はない。

 

一方、『週刊現代』(12月5日号)の記事によると、Aさんは「今後、小室家に対して返金を求めることは一切いたしません」と交渉断念を宣言。一方で、小室さんとの代理人との話し合いについては「とても対等な話し合いと呼べるものではなかった」と不満をあらわにし、次のように語っている。

 

《私が佳代さんに渡したおカネについて、日付や経緯などを先方の弁護士から問われました。私は預金通帳の記録や日記などから回答をしましたが、次々と『これは時期がちがう』『内容が合わない』などと指摘してくる。私はおカネを貸した側なのに、なぜこんな追及を受けなければいけないのだという思いでいっぱいでした。誠意ある態度とは思えず、とても話し合いが進むような状況ではありませんでした》

 

Aさんの発言が正しいなら、小室さん側の態度はあまりに不誠実ではないか――。本誌は小室さんの代理人・上芝直史弁護士を取材。すると上芝氏から返ってきたのは予想外の答えだった。

 

「そもそも、『交渉』といえる段階にすら至っていなかったのです」

 

“交渉”にすら至っていない……。では、Aさん側とどんな話し合いが行われてきたのだろうか? これまで、その内容については明かしてこなかった上芝氏だが、ついに沈黙を破り、本誌に金銭トラブル交渉の“真相”を語ってくれた。

 

上芝氏とAさん、そしてAさんの代理人・B氏の3人が初めて顔を合わせたのは’19年7月のこと。上芝氏によると「もう返金を求めない」「話し合いを続けることも必要ないので、やめたい」というAさんの意思が伝えられたのは’19年秋のことだったという。

 

1年以上に及んだ話し合いが「交渉」に至っていないとは、いったいどういうことなのか。

 

「『交渉』の前段階の、双方の認識の食い違いがどこにあるのか整理・精査を進めようという段階で、Aさん側から『もう金銭を求めることはしない』という申し出がありました。ですから、『交渉』どころか『認識の食い違いの整理』すら済んでいないのです」

 

『週刊現代』の記事でAさんは、「返金請求はしない」と申し出てからの1年あまりについて次のように語り、上芝氏を批判している。

 

《交渉を終了させるなら、先方は『金銭問題は解決済み』と私から世間にアナウンスさせることにこだわっていたのです。私は交渉はもう終わらせたいと思っていましたが、『解決済み』と世間にアナウンスすることには、どうしても納得できませんでした。それで、また話し合いは平行線になってしまったのです》

 

だが、この説明に対して上芝氏は真っ向から反論する。

 

「Aさんから、お金を求めることはしない、そのための話し合いはもう必要ない、との意向を受け取った際に、『それは金銭トラブルも解決したということでよいのでしょうか』と確認したところ、Aさん側は『解決したという認識ではない』とのことでした。なので、『では、解決するためにはどうすればいいのか』と質問しました。その答えをいただくために1年以上何度も問いかけを繰り返してきましたが、結局、お返事をいただくことはできませんでした」

 

“アナウンス”の提案は話し合いの当初に合意したもので、決して一方的な要求ではなかったという。

 

「たしかに話し合いの当初、お互いが納得し解決した段階で、『解決したと双方がアナウンスしましょう』という話はありました。この提案は、Aさん側にもこころよく了承していただきました」

 

【独占証言】小室圭さん代理人が猛反論!「金銭トラブル交渉」の真相
画像を見る 笑顔で写真撮影に応じるNYの小室圭さん。

 

上芝氏がAさんと会うことができたのはわずかに2回。しかし、Aさんの代理人であるB氏とは20回ほど会って話をしているという。B氏からは「解決しようと思うなら、400万円を支払えば済む話だ」と言われることもたびたびあったという。

 

「そのたびごとに『その400万円が貸し付けなのかどうかについて双方の認識の食い違いがあるので、支払う必要があるか、支払う場合に適正な支払額はいくらになるのか、その判断材料がありません』とお伝えしてきました。圭さんは’19年1月の文書でトラブルの経緯についての認識を説明しています。なので『その内容についてAさんの認識と違う点があれば具体的に指摘していただきたい。そうすることが食い違いを埋める作業の手始めになるはずです』とお願いをしてきました。代理人のB氏は本人に伝えると言っていましたが、結局、圭さんの文書についてAさん本人からの反論はありませんでした」

 

『週刊現代』の記事には《小室家は一貫してA氏から受け取った金銭は譲渡であるとし、金銭問題は解決済みと主張してきた》との記述があるが、それは交渉の実態とはまったく異なっていると上芝氏は語る。

 

「’19年1月の圭さんの文書公表時には、双方が十分に理解し納得した形で解決することを目指していましたし、そういった解決を目指していく考えを文書で公表したつもりでした。このことは話し合いの中でも説明してきました。しかし、昨年の秋から同じ内容の応答が繰り返され、こちらから検討状況や意向を尋ねても、B氏は『検討している』と言うばかりで具体的な返答はほとんど返ってきませんでした。週刊誌に出ているような話や資料を示していただければ、食い違いの内容と原因を探り、擦り合わせをすることができたはずです。そうお願いしてきましたが、応じていただけませんでした。こちらからは頻繁に連絡を入れて状況を確認し続けてきたのですが……」

 

Aさんの代理人を務めるB氏は、『週刊現代』と契約している記者でもある。Aさんへのインタビュー記事にもB氏が関わっているとみられる。

 

「私としては、心を尽くして説明をしてきたつもりです。ただ、代理人のB氏を通じて、Aさん本人にまで伝わっていなかったのかもしれません。それが、Aさんにご納得いただけなかった原因になっているという印象も持っています」(上芝氏)

 

宮内庁の西村長官は12月24日の会見で「小室さん側が沈黙することでかえって国民の皆さんに誤解を与えることになってしまう」と語り、上芝氏とも面会して説明を要請したことを明かした。沈黙を破った上芝氏は、真相を明らかにし、小室さんへの批判と誤解を解消することができるだろうか――。

【関連画像】

関連カテゴリー: