お別れのときに「けがに気をつけて頑張って」と女性従業員に声をおかけになった雅子さま。12月17日、両陛下は赤坂御所から障害者の雇用促進をしている長野県の工場をオンラインで視察された。コロナ禍で始められた、新しいご公務のスタイルだ。
令和2年目の’20年は皇室もコロナ禍で停滞した一年に。感染を避けるため皇族方の動きが制限され、マスク姿で催された立皇嗣の礼や、インターネットを通じてのご公務など、皇室も新しい形で存在を示される必要に迫られた。
そんな中で見られた本誌が選んだ’20年の皇室の6大トピックスを紹介――。
【1】遠方ともリモートでご交流
12月17日。長野県のセイコーエプソンの子会社「エプソンミズベ」で、障害のある社員が作業に取り組む様子をオンラインでご覧に。
【2】天皇皇后両陛下“祈り”はリアルで
8月15日の終戦記念日の全国戦没者追悼式、10月28日の創建100年に際しての明治神宮ご参拝と、大切な祈りの日には両陛下でご出席。
【3】立皇嗣の礼 マスク/非マスクを使い分け
コロナ禍で4月から延期されていた「立皇嗣の礼」の中心儀式「立皇嗣宣明の儀」が11月8日に催された。招待者を減らし、両陛下と秋篠宮ご夫妻以外は皇族方もマスク着用で列席した。
【4】上皇ご夫妻 引っ越し前後で状況が一変!
皇居・吹上仙洞御所からお引っ越しのため3月19日に葉山御用邸へ。31日、高輪の仙洞仮御所に入られるときにはマスクをされて。
【5】秋篠宮ご一家 団結の家族写真
秋篠宮殿下の55歳のお誕生日。ご一家でえんじ色をお使いになった装いでお写真に。眞子さまの結婚問題はあっても仲のよいご様子を。
【6】愛子さま 一人きりの卒業式
3月22日。コロナ禍で両陛下はご欠席となった、学習院女子高等科卒業式に出席された愛子さま。皇族として公の場で初のマスク姿に。
大揺れの2020年でも輝きは不変です!
「女性自身」2021年1月5日・12日合併号 掲載