家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今週は28日間で8,200万世帯が視聴し、これまでの記録を塗り替えた大ヒットドラマ、19世紀イギリスの貴族社会を優雅に演出した『ブリジャートン家』をご紹介します。
■Netflixオリジナルシリーズ『ブリジャートン家』独占配信中
舞台は1813年のロンドン。名家の娘たちは結婚相手を見つけるために競って着飾り、母親と舞踏会へ繰り出します。ブリジャートン家の美しい長女ダフネも社交界デビューしますが、兄のせいで評判がガタ落ち。そこで、公爵サイモンと偽装交際することに。しかし彼にはある決意がありました。
これまでの貴族モノと違うのは、登場人物全員がお高くとまっていないところ。王妃をはじめとして、人間くさくて親しみやすいんです。豪華絢爛なドレスやウィッグもユニークで、自分の意見をハキハキ言うダフネなど、一人ひとりのキャラが立っています。
後半は一転、ダフネとサイモンの開けっぴろげなラブシーンの連続。広いお城のあっちでもこっちでも! おいおい……と言いたくなるほどですが、そこはさすが美男美女、まったくいやらしく見えないから不思議です。
とくに記者は、サイモン役のレジェ=ジーン・ペイジのカッコよさから目が離せませんでした。みんなが噂に振り回されるゴシップ紙の謎の記者が誰なのかも、最後まで気になります。早くも2月からシーズン2の撮影が始まり、次はダフネの兄・アンソニーにスポットライトが当たるそうです。
(文:西元まり)
「女性自身」2021年3月2日号 掲載
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