その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも（29）。『ポップな心霊論』は、そんな彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載！
【第七世代の人気コンビを霊視しました（前編）】
お笑い第七世代のなかでとくに勢いがあるのは、コンビ〈E〉とコンビ〈S〉だと思うんですが、霊視をしてみると、どちらのコンビも個性が強くてなかなかおもしろいんです。
2組ともファンの生き霊の数がすさまじいのは同じなんですが、ついている“アンチ生き霊”の数はまったく違います。コンビ〈S〉のほうには、ほかの芸人と比べてもかなり大量のアンチがついているのに対して、コンビ〈E〉にはほとんどついていません。
ボケのKさんにいたっては、もはや神格化されているというか。宗教レベルでKさんを敬愛しているファンの生き霊が多いんです。ただ、Kさん個人を霊視すると、あんまり野心がないタイプなんですよね。すべての行動原理が「楽しいかどうか」なので「芸人にこだわらなくてもいい」と思っているようにも見えました。
一方、コンビ〈S〉のお2人はとにかくお笑いが大好きで「死ぬまで芸人でいたい」タイプ。ただ、スタッフさんからの評価が真っ二つに分かれているみたいなんですよ（笑）。とくにツッコミのSさんが天才肌でこだわりが強いから、好き嫌いがはっきり分かれるのかもしれませんね。
【PROFILE】
シークエンスはやとも
1991年生まれ。吉本興業所属。『ホンマでっか!?TV』（フジテレビ系）などで見せた芸能人の霊視も話題に。自身のYouTubeチャンネルでも心霊話を配信中。昨年8月には本連載をまとめた初の著書『ヤバい生き霊』（光文社）が発売された。
「女性自身」2021年3月16日号 掲載
