こんなに感動できたのはいつぶりか。池江璃花子選手(20)が東京五輪の切符を獲得した。初出場のリオ五輪からまさかの闘病生活、そして現在に至るまでを振り返る。
【’16年8月】リオ五輪3種目で入賞
日本人選手として初の五輪7種目出場という快挙を16歳で成し遂げ、日本中が沸いた。
【’19年2月】白血病を告白
豪州での合宿中に体調を崩し、判明した。「がっかり」と発言した桜田五輪相(当時)が辞任。
【’19年9月】治療と並行して大学生活も
日大生となりインカレの応援に駆け付けた。治療で免疫力が低下しているためマスク着用。
【’20年3月】406日ぶりにプールへ
「プールが新鮮で、塩素の匂いが懐かしかった」と語る1年前。別人のような体つきだった。
【’20年7月】20歳の誕生日に練習を公開
強い女性のシンボルとして、退院後はドキュメンタリー番組や広告などでの露出も増加。
【’20年8月】復帰レースで一着に
1年7カ月ぶりの実戦で好成績を残した。目には涙。この時点では目標はパリ五輪だった。
【’21年4月】東京五輪に歓喜の内定!
全国大会で3年ぶりの優勝! 努力で夢がかなうことを体現してみせた。
復帰からわずか8カ月、第一線に返り咲いた彼女の姿こそ、逆境の東京五輪に何よりの希望の灯となるだろうーー。
「女性自身」2021年4月27日号 掲載
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