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エンタメ界の「気になる・知りたい」をリサーチ! メディアや舞台で活躍するあの人、陰で支えるスタッフや関係者を直撃して謎解きします。
記念すべき第一回のゲストは、「JO1(ジェイオーワン)」の與那城奨(よなしろ・しょう)さん。人気沸騰中のボーイズグループ「JO1」とは? 沖縄出身の與那城さんは、どうやってメンバーに!?
気になるトップアーティストは、すてきな笑顔で丁寧に答えてくれました。

※取材日:2021年4月24日
写真撮影時のみマスクを外していただきました。
聞き手:饒波貴子(フリーライター)

 

JO1のきっかけはバンド活動

2020年3月にシングル「PROTOSTAR」をリリースし華々しくデビュー。ヒットチャート1位に輝き大注目を浴びたJO1。その後セカンドシングル「STARGAZER」・アルバム「The STAR」も1位を獲得し、テレビをはじめとした各メディアでも活躍中です。ファンの方たちを親しみ込めて「JAM(ジャム)」と呼び、若い女性を中心に人気の彼らは、約3カ月にわたって配信された<サバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」によって2019年に誕生。視聴者が国民プロデューサーとなり、約6500万票を投じて選抜された11人がメンバーになりました。

 

―與那城さん、JO1とはどんなグループなのか教えてください。

 

歌いながらダンスする、グローバルボーイズグループです。練習生101人が合宿などをしながら課題をこなし、見てくださる方たちの投票で11人に絞られました。毎日見られていていつ落ちてもおかしくない緊張感があり、自分の持ち味をどう生かしていけばいいんだろうと常に考えていました。僕たちのいろいろな面を見た多くの方が投票してくださってありがたかったですし、選んでいただき光栄です。まだJO1を知らない方には、これから日本を代表するボーイズグループになっていきますよ〜と説明したいです(笑)。

 

ー選出されたオーディション番組は、韓国で多数のスターを輩出した「PRODUCE 101」の日本版。スタート時から注目され、アジアを越え世界を舞台に活躍できそうです。デビューから1年を振り返るとどうですか?

 

2020年3月4日にデビューさせていただきましたが、コロナ禍で思い描いていた通りに動けなかったというのが正直な気持ちです。デビュー後にファンのみなさんの前でパフォーマンスができず、歯がゆい思いが僕たちの中にあったんです。その分映像を公開し、オンラインでライブやトークイベントなども開催して、画面を通して活動をした1年でした。オーディション番組では会場でもたくさんの方に応援していただいていたので、今考えると大分前のような気もしますね。この1年はやることが多すぎて早く過ぎていきましたが、その時々の印象は強いので全部覚えています。イメージしていたスタートダッシュが切れなかったことが、自分たちを見つめ直す機会になったとも感じます。最初に人気が出ると天狗になる可能性もあったと思えるので、そうならなかったのが良かったかもしれません。

 

―謙虚な気持ちで過ごしているんですね。與那城さんは動画メッセージなどで「ハイサイ!」とあいさつしていて、故郷・沖縄への愛が伝わってきます。学生時代はどんな子どもでしたか?

 

ずっとサッカーをしていました。そして高校2年生のころ、友達にバンドを組もうぜと誘われて参加したんです。ポップ寄りのバンドでみんなでオリジナル曲を作り、ライブハウスでライブをやったりしていたんですよ。デビューを目指すとか音楽活動を高めるというより、楽しみたい気持ちだったんです。そしてどんどん音楽が好きになりました。僕はボーカル担当でしたが歌はうまくなかったので、歌うことに対する向き合い方が変わっていったと思います。なにより友達と一緒に何かに熱中している感覚が好きだったんですよね。楽しかったことを思い出し懐かしくなります。

 

―子どものころからアーティストを目指し、芸能界に憧れていたのでは? と思っていました。そうではなかったのに、今や大注目されるグループのメンバーなのですね。

 

人生、何があるか本当に分かりません。高校のバンド活動がきっかけになって音楽を仕事にしたいと思い、東京に行くことを決めました。進学してほしいという希望が家族にあったので、大学生活を送りアルバイトしながら芸能界を目指したんです。歌手になりたくて事務所のオーディションに何回か応募しました。玉置浩二さんに憧れ、歌のパワーを感じさせるソロシンガーになりたかったんです。でも全然合格できなくて、大学卒業間際でバイトを辞め本気で芸能界を目指すことにしました。

 

11人のキャラをまとめるリーダー役

 

―気持ちを新たに全力で臨んだビッグスケールのオーディション「PRODUCE 101 JAPAN」で、メンバーの座を勝ち取ったのですね。ソロシンガーを目指していたほどの歌唱力の持ち主で、スタイル抜群の美青年ですから当然ではないですか?

 

運が良かったんです。オーディションは友達に勧められるままに応募し詳細は知らなかったので、メンバーになれたことは、とにかくありがたいと思っているんです。歌もダンスももっと上達したい、練習したいと思いながら毎日頑張っています。芸能界への思い入れが強かったので、メンバーになってからが勝負だと自分に言い聞かせています。

 

―メンバーは與那城さんを含めて11人。それぞれの役割はありますか?

 

役割というかキャラクター的なものが、最近やっと定まってきたと感じます。おちゃらけキャラ、ボケるキャラ、紳士的なキャラみたいなのが、だんだん分かってきたんですよ。最初はお互いのことが分かっていなかったと思えます。最年長の僕はリーダー的存在で、みんな仲良く楽しくやっていますよ。

 

未知の世界へ踏み出す後押し曲に

 

―待望の3RDシングル「CHALLEGER(チャレンジャー)」が、4月28日にリリースされました。アピールしてください。

 

結成から一年が過ぎました。新たなスタートを切るために、不安があっても怖がらずに一歩踏み出して行こうというコンセプトで制作したシングルです。リード曲の「Born To Be Wild」は挑戦がテーマ。3パターンのCDをリリースして全6曲ですが、全ての曲ダンスポップなイメージの中に秘めたカッコ良さがあります。新しいことがスタートする春のシーズンなので、みなさんを後押しする楽曲ばかりです。ぜひ聞いてください!」

 

―「今冬初ツアー開催!」といううれしいニュースも飛び込んできました。

 

JO1にとって初めてのライブツアーが決定しました。詳細はこれから決まりコロナ禍で100%確定とは言えない状況ですが、僕たち全員とにかく喜んでいます。ファンのみなさんにやっと会えますし、みなさんが目の前にいてくれるとテンションもモチベーションもグッと上がりますから。楽しみにしながら、本番に向けてしっかりと練習します!

 

―故郷に帰ってのプロモーション活動はどうですか?

 

テレビやラジオの生放送に出演させていただけると、帰ってきたな〜と実感します。温かく迎え入れてくださるのがありがたいです。帰省して時間があれば友達に会ったり、知り合いの洋服屋さんに顔を出したりします。実家に帰ったら母親に料理を作ってもらいますよ。ゴーヤーチャンプルー、イナムドゥチ、沖縄そば・・・ド定番が多いですね(笑)。実家でゆっくりできる機会は少ないので、久しぶりという感じで母は喜んで作ってくれるんです。

 

―これからも時々は帰ってきてください。最後にメッセージをお願いします。

 

JO1を知らない方もいらっしゃると思いますので、知っていただけるように日本で、そして世界で活躍できるようにもっともっと頑張ります。公式YouTubeを見ていただくと、僕たちがどんなグループなのか分かりますのでチェックお願いします。JO1、そして與那城奨をよろしくお願いします!

 

JO1についての話の時は、はっきりとした口調で頼もしい発言が多い與那城さんですが、故郷に帰ってのプロモーション活動はうれしそう。ウチナーンチュ(沖縄の人)らしい親しみやすさも感じました。東京で沖縄風ごはんを味わう時は、家族の方が送ってくれるタコライスの素で料理しているそうですが、スグになくなっちゃうと笑っていましたよ。穏やかな口調で話してくれるので優しいムードであふれる與那城さんですが、存在感のあるキラキラ・オーラは本物。ビジュアルと実力がそろってこそのJO1入りだったことが分かりました。ワールドワイドな活動と活躍に大期待です!

 

【JO1 プロフィール】
2019年社会現象を起こした日本最大級のオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」で、国民プロデューサー(視聴者)投票によって結成されたグローバルボーイズグループ。101名の中から11名が選ばれた。

 

公式サイト:https://jo1.jp
公式Twitter:https://twitter.com/official_JO1
公式Instagram:https://www.instagram.com/official_JO1/
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@jo1_gotothetop
公式weibo:https://weibo.com/u/7454644363?is_all=1

 

☆JO1 與那城 奨(YONASHIRO SHO)
生年月日:1995年10月25日
血液型:O
出身:沖縄県
身長:180

 

饒波貴子(のは・たかこ)
那覇市出身・在住のフリーライター。学校卒業後OL生活を続けていたが2005年、子どものころから親しんでいた中華芸能関連の記事執筆の依頼を機に、ライターに転身。週刊レキオ編集室勤務などを経て、現在はエンタメ専門ライターを目指し修行中。ライブで見るお笑い・演劇・音楽の楽しさを、多くの人に紹介したい。

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