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4月16日、早稲田大学で行われた「デジタル時代のマーケティング総合講座」。そこで不適切な発言を行なったとされる『吉野家』の元常務取締役・伊東正明氏への非難が後を絶たない。

 

『FNNプライムオンライン』によると、同講座で女性客を取り込む施策について伊東氏は「生娘をシャブ漬け戦略」と発言。さらに「田舎から出てきた右も左もわからない若い女の子を牛丼中毒にする」などと伊東氏が話していたことSNS経由で発覚。

 

そして吉野家は取材に対し、「一言一句一緒だったかは、当社から申し上げられないが、発言の趣旨は問い合わせの内容だった」と回答したという。

 

この件によって吉野家は「当該役員が講座内で用いた言葉・表現の選択は極めて不適切であり、人権・ジェンダー問題の観点からも到底許容できるものではありません」と公式サイトで謝罪。さらに19日、伊東氏は吉野家での役職から解任されることとなった。

 

今も非難がやまない伊東氏の“生娘シャブ漬け”発言。さらに、同講座での別の発言によって、吉野家ファンの怒りにも火をつけていた。講座で「女の子を牛丼中毒にする」と語った後に、伊東氏はこう続けていたという。

 

「男に高い飯をおごってもらえるようになれば、絶対に食べない」

 

1899年に創業して以来、看板商品として120年以上にわたって提供し続けてきた吉野家の牛丼。しかし、同社の常務(当時)であったにも関わらず、女性は“男性にご飯を奢ってもらうようになれば食べない”とした伊東氏。

 

この発言に、ネットでは吉野家ファンを中心に「吉野家の商品に対するプライドが感じ取られない」という声が上がっているのだ。Twitterではこんな投稿が相次いでいる。

 

《高い飯奢ってもらったら(牛丼は)食べなくなる…って 自社の看板メニューに何のプライドも持ってなかったのね》
《差別云々もだが自社の商品へのプライドの欠片も無い人物が役員なのほんとヤバい》
《舌が肥える前に食わせちまえ!なんてのは、商品に対するプライドがないのかよ?開発の人も店舗の人も頑張ってんのにさ》
《自社の商品にプライドと愛情があっていかにお客様を喜ばせるかを長年真剣に考えてきた吉野家社員が浮かばれない》

 

ニューウェイブバンド「ロマンポルシェ。」のボーカル、楽器及び説教担当である掟ポルシェ氏も18日、Twitterでこう怒りをあらわにしている。

 

《吉野家の常務取締役がスーパー下品発言したせいで吉野家の牛丼食べません!という人が山程現れたのはさておき、自社の主力商品を男に高級な飯奢ってもらえるようになったら見向きもされないと言い放ってんのだけは吉野家牛丼ファンとして聞き捨てならねえな。吉野家の牛丼なめんな。》

 

国内外の企業でブランドマネージャーや事業責任者を務めるなど、華々しい経歴を持つ伊東氏。『日経クロストレンド』にある自身の紹介ページでは「商品・サービス、事業開発で重要だと思うことを3つ挙げてください」という問いに「自分・社員が誇りを持てる良いモノ・サービスであること」と答えていた。

 

吉野家の牛丼には誇りを持っていなかったということなのだろうか?

出典元:

WEB女性自身

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