《個室サウナでおしっこロウリュウした「オタンチン」が現れました。個室サウナ一つ明日まで封鎖します。綺麗に掃除しないと…世の中色んな人がいますね。嫌がらせなのかな?でも10000人以上来てくれて1人だからまぁそういう人もいるという事で。ピカピカに掃除しておきます》
10月18日、こうツイートしたのは岐阜県・岐阜市にあるサウナ施設「新岐阜サウナ」の公式アカウント。「ロウリュウ」とは専用のストーブで温められたサウナストーンにアロマ水などをかけて立ち上る蒸気を浴びる入浴法だが、同施設の「プライベートサウナ」を利用した客がサウナストーンに放尿したというのだ。
「新岐阜サウナ」は今年8月7日にオープンしたばかり。公式サイトによると、コロナ禍で通っていたサウナ施設が閉店したことをきっかけに、「岐阜サウナプロジェクト」メンバーが立ち上げられ施設が完成したという。
オープンからわずか2カ月足らずで見舞われた“トンデモ迷惑行為”。スタッフがサウナストーンをひとつひとつスポンジと洗剤で洗う動画も公開され、Twitterでは《酷い!負けずに頑張ってください!》《大変だろうけど頑張れスタッフさん》と励ましの声が相次いでいる。
いったいどのような状況で発生したトラブルだったのか? 本誌は19日、「新岐阜サウナ」に取材を申し込むと、スタッフの小池さんが電話対応をしてくれた。発見したのは営業中だった18日21時ごろで、第一発見者は利用客ではなくスタッフだったという。
小池さんはスタッフから「浴室内が臭う」との報告を受け、すぐに「プライベートサウナ」の個室を確かめに行くと確かに異臭がしたという。
「すぐに使用停止にしましたが、どのお客さんがしたのかは全くわからなかったです。営業が終了した深夜1時から翌朝5時まで、僕がずっと1人で掃除をしていました。部屋全体を洗って、ストーブを点検して、それから乾かして……。今日(ストーブを)つけてみたんですけど、やっぱりちょっとよくなかったですね……」(小池さん)
小池さんによると「プライベートサウナ」の設営費用は総額300万円ほどするといい、今後の対応として「サウナストーンはいま買い替え中で、ストーブも新調して交換することになりました」と話していた。
他の利用客も気持ちよく使えるようマナーを守ることはもちろん、店側に迷惑をかけるような行為は決してしてあってはならない。