「僕が信頼して出している選手たちが経験を積み、結果を出してくれるのを待つ」
4月6日に行われたロッテ戦に1-6で敗れた後、広報を通じてこうコメントしたのは北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督(51)。チームは開幕から1勝5敗で最下位に沈んでいる。
’21年11月、監督に就任した新庄は「優勝なんか一切、目指しません」と語り、昨シーズンをトライアウトと位置づけ、出場可能な支配下登録の選手すべてを1軍の公式戦で起用。順位は最下位だったものの戦力の見極めを行った。打って変わって今シーズンは「優勝しか目指さない」と宣言している。
「WBCでも活躍した主力の近藤健介選手(29)がソフトバンクに移籍したこともあり、他球団と比べて選手層が厚いとは言い難いチーム状況を鑑みてか、新庄監督は『最初の50試合が重要だ』といい、好スタートを切ることにこだわっていました。勝ち癖をつけようと、キャンプからベストだと判断したメンバーを固定して戦っていましたね。
これが功を奏したのか、オープン戦は11勝6敗1分の2位で終了し、確かな手ごたえを感じているようでした」(スポーツ紙記者)
開幕直前には「開幕して20試合、全て勝つつもり。精神的にはきついと思うけど、乗り越えたら勢いに乗っていくチーム。必ずやります」と言って、20連勝すると意気込んでいたが――。
「3月30日の開幕戦で楽天に敗北し、4月1日の試合で初勝利を飾ったものの、そこか4連敗を喫しています。昨季からの課題だった貧打が改善されておらず、チーム打率はパ・リーグ最下位の1割6分7厘で、守備のエラーなどもありました。当初の計画がいきなり崩れたことに動揺しているのか新庄監督は、4月6日の試合後の会見を拒否しています」(前出・スポーツ紙記者)
スタートでつまづき早くも窮地にたたされた日本ハム。SNS上ではファンから今季を心配する声があがった。
《まだ始まったばかりとか言うけど、新庄監督の狙いのスタートダッシュは失敗に近いよ…》
《オープン戦が最高ピークだったとか言われそうな…》
《シーズン、早くも終了の予感しかない…》