菖蒲が描かれた訪問着で臨まれた雅子さま /(C)JMPA 画像を見る

5月11日、令和初の春の園遊会に訪問着でお出ましになった雅子さま。4年半前の園遊会では女性皇族の装いが和装だっただけに、今回は和洋どちらになるか注目されていた。そんな園遊会での、雅子さまと女性皇族のお着物をチェック!

 

■雅子さま

流水に菖蒲、そして皇室の紋章に使われる菊が描かれた爽やかな空色の訪問着で臨まれた雅子さま。雅子さまといえば、平成のご療養中は着付けに手間がかかりお体に負担のかかる和服は苦手といわれてきた。しかし、そうしたなかでも和装を選ばれたところに、皇后としての決意が感じられた。

 

■紀子さま

物事がよくなるとの意味を持つ鼓に、梅、花菖蒲、若松などの四季の草花が描かれた優しいベージュの訪問着をお召しに。蜀江文(しょっこうもん)の鮮やかなオレンジの帯を合わせ、凜とさせている。

 

■佳子さま

今回が園遊会初出席の佳子さまは、紀子さまと色みを合わせられたような淡いオレンジの振り袖で。花をあしらった紗綾形(さやがた)の地紋に、ヱ霞(えがすみ)で縁取った梅や笹、菊などが描かれている。

 

■華子さま

常陸宮妃華子さまは繁栄を願う小鳥が描かれた水色の訪問着に、雲と武田菱の帯を合わせられて。途中から車いすでのご移動に。

 

■信子さま

寬仁親王妃信子さまは、立ち上がる波の中に花々や縁起のいい七宝文様が描かれた色留め袖で。金糸使いの花七宝の帯も美しい。

 

■彬子さま

松や梅が配された総絞りの紫色の訪問着姿で出席された寬仁親王の長女・彬子さま。唐花文の赤い帯をアクセントに利かせて。

 

■瑶子さま

寬仁親王の次女・瑶子さまは、流水に杜若(かきつばた)を咲かせた訪問着で。小槌や隠れ笠などの宝物を散らしたバッグがかわいらしい。

 

■久子さま

高円宮妃久子さまは淡い藤色の訪問着をお召しに。芝草文様とともに、松や花菱亀甲などおめでたい柄があしらわれている。

 

■承子さま

さっそうとされていた高円宮家の長女・承子さま。金の藤とオレンジの橘や梅が大胆に描かれた着物に合わせ、ネイルもオレンジ色に。

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