7月26日に行われた「第105回全国高校野球選手権」神奈川大会の決勝戦。慶応高校が横浜高校から9回に3ランを放ち逆転勝利となったが、しかしネットで波紋を呼んでいる。
試合では9回、5対3で横浜高校が2点リードしていた。しかし慶応高校は9回表の攻撃で3ランを放ち、逆転に成功。その後も横浜高校は裏の攻撃で巻き返すことができず、慶応高校の勝利となった。
5年ぶり19度目の夏の甲子園出場を決めた慶応高校。喝采に沸くなか、物議を醸している“判定”がある。それは逆転3ランに繋がった9回の、あるシーンだ。
「慶応高校の選手の打球が二塁正面に飛び、併殺かと思われました。しかし横浜高校のショートの選手が二塁ベースを踏まず一塁へ送球したとして、オールセーフと審判が判断したんです。疑問を感じた横浜高校側は審判に説明を求めたものの、判定が覆ることはなく……。その後、逆転の3ランが撃たれて試合に敗れることとなりました」(スポーツ紙記者)
この判定について、横浜高校のOBである上地雄輔(44)もSNSで《ややや、足で触って投げる普通のプレーじゃんか 審判さん、あそこからじゃ見えないよ リプレイ検証してあげて》と異議。さらにネットでも《誤審だよ》《誤審はダメ》《この誤審はマジで許せない》と指摘する声が続々と上がることに――。
試合後、横浜高校の村田浩明監督(37)は「ちょっと信じられない。ああいう形で負けたというのは悔しいというか、違うんじゃないかなと思いますけど……」と悔しさを滲ませていた。そのため今後も同様のケースが起こらないよう、プロでは導入されているビデオ判定を高校野球でも導入するよう高野連に求める声が上がっている。
《最後の夏の大会だけでいいからリクエスト(ビデオ判定)をして欲しいです。これは全ての学生スポーツ共通だと思ってます。高体連、高野連さんお願いします》
《このワンプレーで生徒の進路や将来が変わる場合もあるんだから高野連もビデオ判定取り入れるべき》
《高野連もいい加減ビデオ判定導入した方がいいんじゃないかな…》