「被害者に申し訳ないと思っています。一生かけて反省し、謝罪を続け、罪をつぐなっていくつもりです」
著名人らを脅迫したとして、暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)や強要、名誉棄損などの罪に問われた元参議院議員のガーシーこと東谷義和被告(51)。9月19日に東京地裁で開かれた初公判で脅迫発言を認め、冒頭のように謝罪の言葉を述べたという。
「裁判ではガーシー被告は終始、神妙な面持ちだったといいます。ガーシー被告の弁護側は脅迫について『常習性はない』と否認し、その点は争う意向を示しました。いっぽう被害者らの供述調書も読み上げられ、綾野剛さん(41)は『精神が崩壊する寸前でした』などと恐怖心や辛い胸中が綴られていました」(全国紙記者)
今年6月、ドバイから帰国すると同時に成田空港で逮捕されたガーシー被告。以降、保釈請求を3度にわたって却下されていたが、初公判のあった同日に4度目の保釈請求をしたことも明らかに。
世間の視線は依然として冷ややかなようで、ガーシー被告が述べた反省の弁に“信用できない”との声が相次いでいる。
《どうせ口だけだろうと思ってしまう》
《これまでのこの人を見る限り一生かけて償うなんて想像できないなぁ》
《自分に無関係な人たちを脅迫して世間を騒がせて 議員までなって、世の中どうなってるのかと思う 捕まった途端、一生かけて罪を云々に、誰が信じるのか 誰かの決まり文句で反省?など、本心とは思えない》
こうした疑いの目は著名人からも向けられている。アンジャッシュ・児嶋一哉(51)は20日に出演した『DayDay.』(日本テレビ系)で、「こんなに急に人って変わるのか信じがたい部分もあるけど……」とコメントしていた。
それもそのはず。ガーシー被告には、世間を欺くような言動を繰り返してきた“前科”がいくつもある。
「ガーシー被告は逮捕・起訴される前まで、幾度となく高圧的な態度をSNSやYouTubeで見せてきました。それだけでなく、“嘘つき”と思われるような言動も物議を醸していました。
昨年7月の参院選で初当選を果たすも、ガーシー被告はドバイに滞在したままで登院回数はゼロ。今年3月には参院選本会議で懲罰として“議場での陳謝”が予定されていましたが、直前で帰国を取りやめることに。これ以前にも帰国する意向を仄めかしていましたが、逮捕されるまで一度も実現したことはありません。しかも逮捕状が出されると、SNS上で『一生帰国しないことを覚悟いたしました』と宣言したのです。
かたや警視庁が3月末にガーシー被告の実家を家宅捜索すると、強気な態度は一転。『頼むからオカンは勘弁してください』『70代のオカン捕まえて、勾留して何が出るんですか』と、涙ながらに同情を誘ったのです。ですが翌月に出演したライブ配信では、ドバイでの悠々自適な生活ぶりをアピール。『落ち込んでない』とまで言い切っていました」(WEBメディア記者)
さらに逮捕直後は、ガーシー被告の身近な人物からこんな証言も……。
「ガーシー被告と交流のあるYouTuberで医師の麻生泰氏が、今年6月11日放送の『サンデージャポン』(TBS系)でガーシー被告とのやり取りを明かしていました。ガーシー被告は帰国する直前に、“俺悪いことしてないし、帰国して自分で解決する”といった様子だったそうです」(芸能ライター)
法廷で述べた贖罪の決意は本心だろうか、果たして――。