「木村さんは最近、交流のあるテレビ局や映画プロデューサーらに直接、電話をしているそうです。そこで近況報告しながら“俺、スケジュール空いてるけど”“何でもやれるよ”と話していると聞きました」(テレビ局関係者)
12月8日、新会社の名称がSTARTO社に決まったものの、大黒柱の“長男”木村拓哉(51)は強い危機意識を持っているという。
「木村さんは性加害問題の影響から7月には予定されていたCM出演が立ち消えになりました。さらに9月には、来春放送予定だった主演ドラマ『教場』も、クランクイン1カ月前に撮影延期が発表されました。生徒役の役者たちは役作りのために警察学校に通い、撮影に向けて髪の毛も刈っていたそうなのにです。撮影期間は3カ月を予定していましたが、再開のめどは立っていません。『教場』に限らず、民放各局は同社タレントへの新規オファーについては被害者への補償の動向などを見ながら慎重に判断する姿勢を取っています」(制作関係者)
木村は『教場』の撮影が延期になったことで、今後のスケジュールを練り直すため、仕事仲間に連絡をとるようにしたようだ。
「もちろん、木村さんに仕事がないわけではありません。’19年の主演ドラマ『グランメゾン東京』の映画化が決まっており来年初めから撮影が始まる予定です。さらに4月期にはテレビ朝日でも主演ドラマが内定しています。
実はこれらは性加害問題が大きく報じられる前から決まっていた案件でした。これまでの木村さんなら1~2年先のスケジュールまで常に埋まっていました。ところが、来夏以降の新規の仕事は不透明で、そのルーティンが大きく揺らいでいるのです」(前出・テレビ局関係者)
そのため、木村自ら“営業”をかけ始めたというのだ。
「『教場』の撮影延期で木村さんはスケジュールが長期間空く怖さを改めて感じて、自分で動きだしました。素晴らしい作品に出続けて、後輩たちに背中を見せることが責務との自負もあります。
そのため、近年、木村さんの出演作はほとんどが主演でしたが、最近電話した仕事仲間らには、“いい作品のためなら主演には全然こだわらない”と力説していたといいます」(前出・テレビ局関係者)
そんな木村に対し、制作側からは困惑の声も上がっているという。
「いくら本人からのお願いとはいえ、さすがに脇役で起用するわけにはいきません。木村さんの主演作、特別出演作となると共演者も一流の役者をそろえなければならず、制作費も跳ね上がります。安請け合いをすることができないため、テレビ局の制作スタッフたちも、木村さんからの電話に戦々恐々としているそうです」(前出・テレビ局関係者)
木村の“気合の直電”は実を結ぶのかーー。