米テキサス州ヒューストンの高校教師が、18歳の女子生徒と不適切な関係を持ったとして罪に問われている。
FOX NEWSによると、科学を教えていたスティーヴン・グリフィン被告(46)は、生徒と性的関係を持った罪で昨年12月7日に逮捕された。テキサス州法では、被害者がたとえ18歳以上であろうと、教育者と生徒の不適切な関係は第2級の重罪として扱われ、最高で20年の禁固刑と1万ドルの罰金が科せられるという。
関係が始まったのは’22年の9月。女子生徒のほうから「先生の教室でランチをしたい」とメールしたことがきっかけだったとUSA TODAYは報じている。共に昼食をとったあと、グリフィン被告は彼女にプライベートの携帯電話番号を教え、「何でも相談に乗るよ」と告げた。その2カ月後にはホテルで関係を持ち、その後は女子生徒の車やグリフィン被告のアパート、教室内でも情事に及んでいたという。
その頃から、グリフィン被告は女子生徒にテストの問題と解答を事前に教えたり、彼女が提出したすべての課題に最も良い評価を与えるようになった。それだけではなく、自身のジャケットや、愛用する香水のキャンドルを彼女にプレゼントするなど、恋人気分を満喫していたようだ。
しかし、2人の関係は’23年の10月に突然終わる。グリフィン被告から「妻と関係を再構築しようとしているから、もう連絡しないでくれ」と一方的に別れを告げられたと女子生徒は供述している。
女子生徒は母親にグリフィン被告との関係を打ち明け、母親は学校へ通報。生徒はグリフィン被告とのメッセージ履歴を全て警察に提出し、捜査が始まった。
12月初旬、自身が罪に問われる可能性があることを知るとグリフィン被告は女子生徒にsnapchatで次のようなメッセージを送ったとFOX NEWSが伝えている。
「話がある。会いたいよ。話せる? 今自殺しようとしてる。電話して。わかったよベイビー。こんなはずじゃなかったろ? やめてくれ。電話くれ。直接話したい。金が欲しいのか? 今にも自分を殺してしまいそうだよ。お願いだから電話して」
グリフィン被告は今月7日、相手の女子生徒や17歳以下の未成年者との接触しないことを条件に5000ドルで保釈された。足首にはGPSモニターが着けられたという。