米ミズーリ州セントルイスで、元中学校長が不倫関係にあった教師を殺し屋に依頼し殺害させた事件の裁判が行われた。KMOVなどが報じている。
中学校の校長を務めていたコーネリアス・グリーン被告は’16年、小学校教諭のジョセリン・ピーターズさんの殺害を友人のフィリップ・カトラーに依頼。既婚者だったグリーン被告はピーターズさんと不倫しており、’15年にピーターズさんが妊娠したことをきっかけに彼女を始末する計画をカトラーと練っていたという。
’16年3月7日、グリーン被告はカトラーに報酬の2500ドルを郵送。同月22日にシカゴへ移動しアリバイを作った上で、翌日カトラーにピーターズさんを射殺させた。
この日の夜、グリーン被告はピーターズさんのアパートに立ち寄って遺体を“発見”し、警察に通報。それから約6年後の’22年3月、グリーン被告とカトラーはピーターズさんと胎児の命を奪った嘱託殺人罪及び嘱託殺人の共謀罪で逮捕、起訴された。
今年2月末に連邦裁判所で行われた裁判で、グリーン被告は両方の罪を認め、検察側と弁護側も終身刑で合意したという。判決は後日言い渡される。