(写真:時事通信) 画像を見る

実業家のひろゆき氏(47)が6月13日にXを更新し、12日に配信リリースされたロックバンド・Mrs. GREEN APPLEの最新曲『コロンブス』のMVが“差別的”だとして公開停止された件に対し私見を述べた。

 

同曲は大手飲料メーカー「コカ・コーラ」のサマーキャンペーンのために書き下ろされたもので、問題とされたMVには同グループのメンバー3人が、歴史上の異なる年代の人物であるコロンブス、ナポレオン、ベートーヴェンに扮して登場。たどり着いた小島で“先住民”の類人猿と交流するストーリーを描いたもの。

 

コロンブスはこれまで「新大陸を発見した英雄」との見方をされてきた。しかし現在では、先住民を虐殺し征服したことや奴隷商人としての側面から、ヨーロッパ人によるアメリカ大陸の植民地支配の象徴としてのネガティブな捉え方が広まっている。

 

ミュージックビデオではそんな”コロンブス”らが”先住民”の類人猿に人力車を引かせたり、ピアノや乗馬、天文学を教えたりする描写があり、「差別的だ」と批判の声が続出していた。

 

同グループのメンバーは同日、《類人猿を人に見立てたなどの意図は全く無く、ただただ年代の異なる生命がホームパーティーをするというイメージをしておりました》《決して差別的な内容にしたい、悲惨な歴史を肯定するものにしたいという意図はありませんでした》とした上で、《ある事象を、歴史を彷彿とさせてしまうMVであったというご指摘を真摯に受け止め猛省しております》と謝罪。MVは公開停止、コカ・コーラ社は同曲を使用したすべての広告素材の放映を停止した。

 

そんなな中、ひろゆき氏はこの炎上に対してXで次のように疑問を呈したのだ。

 

《欧州人の恰好をしたアジア人が島に行って類人猿に楽器や乗馬を教えて歌って踊るMV 「コロンブス」というタイトルじゃなかったら、具体的にどこが良くないという話なのだろう? 叩きたい人たちが社会正義ごっこをしてるように見える》
《「コロンブスは悪い奴だよね」と叩いてるだけに見えます。MVのどの部分が具体的に悪かったのか?というのがわからないのです》
《服装の技術的背景から乗り物は馬が引っ張るか猿が引っ張るかしかないわけです。人力のキックボード、乗馬、人力車の3人のメンバーが別々の乗り物にのったシーンを撮ったというだけかと。楽器の教育は、そもそも楽器のある家に猿が住んでた設定なので教えるのがまずい理由がわからないです》

 

ミュージックビデオに差別的な意図があったわけではないことは伺えるため、あまりにも批判的な論調に対し疑問を投げかけたひろゆきに理解を示す声も上がった。

 

《まぁタイトルに目を瞑れば、偉人たちが祖先である類人猿に技術を教え、ホームパーティをするだけの明るいMVだよね。「コロンブス」というタイトルによって一部の人が製作側の意図と異なる解釈をして、それに納得した人が追従し、その後ろに叩きたい人が続いてここまでおっきくなったんだろうな》

 

一方で、差別の意図はなかったとしても、”大航海時代の西欧人の格好”と”先住民の猿”という時点でどう誤解されても仕方ない表現であったことは事実。加えて、”コロンブス”というタイトルがそこに”アメリカの植民地化”という意味合いを強く加えているため、タイトルが変わったらという仮定は無意味ではないかという指摘も。そのため、ひろゆき氏の持論はさすがに”逆バリ”すぎると非難が殺到した。

 

《コロンブスというタイトルでこのmvだから最悪なんでしょ》
《今日は逆張りの日ですか》
《じゃなかったら、じゃないよ。そのタイトルだからってダメだって話なのに何言ってんだ。逆張りしたいだけなんだろうが滑ってるよ》
《「是非は置いといて」とかもそうだけど「じゃなかったら」というこの仮定自体が無意味な混ぜっ返し過ぎる。「じゃなかった」状態なんてものはもう存在し得ないんだから。逆張りの為の逆張り。足踏みの為の足踏み》

 

次ページ >【写真あり】“差別表現”だとして物議を醸しているMVのワンシーン

出典元:

WEB女性自身

【関連画像】

関連カテゴリー: