10月7日、不同意性交などの疑いで書類送検されたことが明らかになった斉藤慎二(41)。人気タレントをめぐる突然の報道で、テレビ局も対応に追われている。
7月、新宿区内に停車中のロケバス内で、20代女性に性的暴行を加えた疑いが持たれている斉藤。本人も警察の取り調べに容疑を認めているという。7日には事件を受け、所属する吉本興業は契約解除を発表し、ジャングルポケットからも“脱退”することとなった。
「8月上旬から体調不良でレギュラー番組を休むようになり、9月には活動休止を発表していました。通常、番組に出演しているタレントが不祥事を起こすと出演シーンをカットするなどして対応するため、かなりの手間がかかることになります。ただ、斉藤さんの場合は活動休止時点ですべてのレギュラー番組を降板していたので多くの番組にとっては“難を逃れた”と言えるでしょう」(スポーツ紙記者)
しかし、レギュラー以外の番組はそうとも言えずーー。その1つが人気番組『プレバト!!』(MBS系)だという。
「10月10日放送の『プレバト!!』(TBS系列)の収録に斉藤さんは参加していました。収録が行われたのは7月下旬のことでした」(芸能関係者)
俳句や絵画など、さまざまな分野での芸能人の才能を専門家が査定する『プレバト!!』。“才能アリ”“才能ナシ”などと順位をつける人気番組だ。
「斉藤さんは『俳句』の企画での出演でしたが、放送3日前の7日に書類送検されるというまさかの事態となりました。番組は編集で斉藤さんの出演部分をカットにすることを決断。番組ホームページに掲載されていた出演者からも名前が消されました」(前出・芸能関係者)
しかし、『プレバト!!』の番組の特性上の厄介な点が……。
「たとえば斉藤さんが2位だったとしても斉藤さんの出演シーンをカットしなければならないとなると、2位を飛ばして紹介することになります。斉藤さんが関わる部分をすべてカットして“いなかったこと”にすると辻褄が合わなくなる可能性があるのです。通常のトーク番組などなら、不祥事を起こした本人の登場部分だけカットすればいいのですが……。『プレバト!!』の“順位をつける”という番組の性質上、斉藤さんのカットには手間が増えることになり、急ピッチで編集が進められたといいます」(前出・芸能関係者)
本誌が『プレバト!!』の制作を手がける毎日放送に問い合わせると、次のように回答があった。
「10日放送分は、収録は7月に行われました。斉藤さんの出演部分はカットして放送します」
お茶の間の人気者が急転直下、芸能界から追われることに。関係者にかかる負担も計り知れない。