現在放送中のNHK連続テレビ小説『おむすび』の主演を務める橋本環奈(25)。彼女はもともと地元の福岡県で活動するアイドル「Rev. from DVL」のメンバーだった。ライブ中に撮影された、いわゆる「奇跡の一枚」がきっかけで大きく知名度を上げ、国民的女優の座にのぼり詰めた。
彼女のような元アイドルの女優が、ドラマで主要キャストを務めることはいまや決して珍しいことではない。来年1月に始まる新ドラマのなかでも、元日向坂46の齊藤京子(27)が『いきなり婚』(日本テレビ系)の主演に。『御曹司に恋はムズすぎる』(カンテレ・フジテレビ系)でも元乃木坂46の山下美月(26)がヒロイン役で起用されている。
では、そんなアイドル出身女優の中で演技がうまいと思われているのは一体誰だろうか。そこで本誌は20~60代の「ドラマを週に1回以上見る」という男女500人を対象に調査した。
第3位となったのは、川栄李奈(29)だ。15年のAKB48卒業を機に、本格的に女優の道を志し、21年にNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』のヒロインに抜擢されるなど、演技派女優として活躍。しかし、グループ所属時はいわゆる“おバカキャラ”としてブレイクしていたために、アイドル時代とのギャップに衝撃を受けたというコメントが多く寄せられた。
《バカキャラも演技と思うほど、ドラマの演技は別人に見える》
《それまで持っていたイメージと違って、シリアスな演技がうまかったから》
《どんな役柄でも自然と演技ができる。とてもナチュラル》
《バラエティの顔と全く雰囲気が変わるから》
続いて第2位は仲間由紀恵(45)。デビューから間もない頃、アイドルグループ「東京パフォーマンスドール」に在籍。96年には“小室ファミリー”として歌手デビューも果たしている。女優としての実力は疑いようのないところだが、特に顔、表情の演技が支持されているようだ。
《キャラごとに演じ分けるし、顔だけで心の内面をうまく表現できるから》
《学園物の教師役はもちろんハマり役だったし、他のお芝居を観ても、上手だと思う》
《かわいい役もシリアスな役もなんでもこなすから》
《表情による感情表現が上手》
そして、栄えある第1位に選ばれたのは、満島ひかり(39)だ。沖縄アクターズスクール出身で、ダンス&ボーカルグループ「Folder5」のメンバーだった彼女。グルーブ在籍時はバックダンサー的な存在だったが、そこで培った歌唱力を生かし、現在も歌手活動をおこなっている。役が憑依しているかのような圧倒的な演技力を絶賛するコメントが多かった。
《深刻な役柄でも陽気な役柄でも全く違和感なく役に入り込めているから。瞳がキラキラしているのが魅力的》
《憑依型女優、その作品毎にかかる気迫が他の女優とは比べ物にならない》
《演じる人物そのものという感じ どう見えているかを気にせず、その人そのものになっている感じ》
《いつも演じる役ごとにちがう人に見えるくらいその役に入り込んでいて感動させられるから》