4月5日、報道陣の前で、大学生活への抱負を語られた悠仁さま /(C)JMPA 画像を見る

25年4月に、『WEB女性自身』で反響が大きかった記事を再配信でお届けします。記事中の肩書きや情報などは掲載時のままです。

 

 

「このキャンパスで学生生活を送れることをうれしく思っています。授業の合間とか、自転車に乗って移動しようと思っています」

 

4月5日、筑波大学キャンパスで、ほほ笑みながらそう語られたのは濃紺のスーツ姿の秋篠宮家の長男・悠仁さま

 

皇室担当記者はこう語る。

 

「男性皇族が学習院大学以外の大学に入学されるのは、戦後初めてのことです。この異例のご進学の実現については、筑波大学の永田恭介学長の尽力があったとされています。

 

入学式で悠仁さまが周囲の新入生たちとお話しする様子も報じられました。近年では、入学式会場内での取材設定がされるのは非常に珍しいことなのです。この半年ほどで筑波大学は“悠仁さまが学ばれる大学”として、認知度を急速に高めています」

 

3月25日に開催されたブラジル大統領夫妻を招いての宮中晩餐会には、永田学長も出席しており、関係者をざわつかせていた。

 

「実はブラジル・サンパウロで『日本病院』として親しまれているサンタクルス日本病院と筑波大学は’16年から連携しており、この病院が’19年に80周年を迎えた際には、永田学長もお祝いのためブラジルを訪れています。

 

しかし悠仁さまのご入学直前というタイミングだけに、宮内庁内では“悠仁さまのご入学に尽くしたことが評価され、秋篠宮家から招待されたのでは”ともささやかれていました」

 

この永田学長の式辞を悠仁さまが真剣な表情で聞かれていたころ、キャンパスは緊張に包まれていた。

 

「入学式会場の外にも制服や私服あわせて十数人の警察官が警戒にあたっていました。さらにキャンパスの周囲にも私服警察官たちが展開していたのです。こんな雰囲気のなかで入学式が行われるのは初めてのことです。学生たちも驚いたのではないでしょうか」

 

そう語るのは筑波大学関係者。また警察庁関係者によれば、

 

「悠仁さまは当面、東京都港区にある赤坂御用地から60キロ以上離れたつくば市までお車で通学されますが、大学生活に慣れたころに、一人暮らしも始められます。

 

茨城県警はすでに“悠仁さまシフト”を敷いており、課長級に相応の人材が配置されました。さらに今後も、警察庁や警視庁から人員が送りこまれ、警衛体制の強化が図られていくでしょう」

 

実は前出の筑波大学関係者によれば“キャンパスの異変”は入学式以前から始まっていたという。

 

「まず気がついたのは、夜間の警察車両や警察官のパトロールが増えたことです。筑波大学は広大な敷地が魅力の一つですが、それだけに侵入しやすいともいえ、特に夜はその傾向が強まります。警察は夜間の不審者の侵入や、危険物の持ち込みなどを警戒しているようです」

 

さらに学内では“通行止め”看板が見られるように……。ある在学生は嘆息まじりにこう明かす。

 

「悠仁さまが専攻された生命環境学群生物学類が入っている建物に入りづらくなりました。建物の入口の前に《常時閉鎖中》と記載された看板が立てられていたのです。

 

また以前は、隣の建物からも渡り廊下を通って移動することができましたが、“令和7年4月5日(土)から、●●棟への入構の際には、警備員への「職員証」・「学生証」の提示が必要です”などと記載された看板が立てられたのです。ただでさえ筑波大学は広く、教室間の移動も大変なのです。以前は通り抜けできたところが、いちいち学生証の提示が必要になったことには、すぐには慣れないと思います。

 

悠仁さまの安全を確保しなければいけないことも理解しているつもりですが、こうした特別待遇について『何か違うような気がする……』という同級生もいます。私もなかなか気持ちを整理するのは難しいです」

 

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出典元:

WEB女性自身

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