9月4日に逝去した橋幸夫さん(写真:本誌写真部) 画像を見る

今年9月4日、肺炎のため亡くなった昭和の大スター歌手・橋幸夫さん(享年82)。『潮来笠』『いつでも夢を』など多くのヒット曲を生み、舟木一夫(80)、西郷輝彦さん(享年75)とともに元祖「御三家」として一時代を築いた。

 

「同月10日には東京・小石川の傳通院で告別式が営まれ、親交の深かった歌手やファンら約600人が参列。『いつでも夢を』をデュエットした吉永小百合さんから弔電が寄せられるなど、橋さんの人柄が偲ばれました。

 

最後の出棺の際には橋さんの名曲を歌い継ぐために結成されたグループ『二代目橋幸夫yH2』が『いつでも夢を』を歌唱。雨が強まる中、集まったファンたちも自然と歌いながら“最後のお別れ”を見送りました」(スポーツ紙記者)

 

橋さんの逝去から3カ月が経過する。その後の橋さんについて、生前橋さんが所属していた事務所『夢グループ』の石田重廣社長に聞いた。

 

「10月22日に橋さんの四十九日を執り行いました。一番嬉しかったのは、生前に橋さんが通っていた京都芸術大学の方から『名誉学士』の称号をいただいたこと。橋さんは大学の単位も順調に取っていて、来年3月に大学を卒業するのが目標だったのです」

 

石田社長によれば、橋さんは‘22年4月に京都芸術大学の通信教育部書画コースの第一期生として入学し、来年3月に’25年度での卒業を目指していたようだ。高校在学中にデビューしたため、橋さんには大学に行けなかった悔いがあったという。

 

「おかげで『橋さん、やっと卒業できましたね』と報告ができました。生きているときにそれがお伝えできればよかったのですが……。しかし、橋さんの遺志を叶えることができてほっとしています」(石田社長)

 

本誌が京都芸術大学に取材すると以下のような回答が得られた。

 

「卒業制作を残すのみとなった段階でのご逝去は本学としても大変残念であり、深い哀悼の意を表します。橋さんは芸能活動と並行しながら課題制作を丁寧に進めていて、順調に単位を取得されていました。その姿勢は多くの受講生に励ましを与える存在でした」

 

石田社長によると、今後、橋さんを追悼する企画が控えているという。

 

「来年、橋さんのお別れ会を考えています。本当は‘23年5月にラストコンサートを行った浅草公会堂を考えていたのですが、そこが空いておらず……。橋さんの誕生日である5月に別の場所で考えています。もちろん、その際は橋さんにゆかりのある歌手の方やファンにも来てもらいたいと思っております」

 

再び『いつでも夢を』の大合唱が聞けそうだ。

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出典元:

WEB女性自身

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