2025年7月20日、参議院選挙開票日の立憲民主党本部(写真:本誌写真部) 画像を見る

立憲民主党の関係者を名乗るXのアカウントが、AIが作成した架空の人物であったことが発覚し、大きな波紋を呼んでいる。

 

このアカウントは、「中村りほ@立憲民主党」と称して、2024年6月に作成された。プロフィールには《中村りほ公式。性暴力から妊娠、出産。経験を生かし女性が安心して暮らせる社会を目指します》《女性支援、子育て支援、農業振興、地域活性化、福祉の充実を目指し、皆さまの声を大切に活動します》と、女性に寄り添う政策に力を入れていると記され、スーツ姿の女性の写真が掲載されている。

 

「これまでに投稿してきたポストには、区役所の体験講習会で妊娠体験をした報告写真や、《5月2日 午前2時30分、3620gの女の子を出産しました》と出産を事細かく報告するものが存在しています。女性のライフステージを強調したポストが多く、リアルな描写が投稿されていました」(政治ジャーナリスト)

 

しかし8月18日、ジャーナリストの堀潤氏がXで、このアカウントが実在の人物か立憲民主党栃木県連に確認したことをポスト。19日には実業家のひろゆき氏が《気味が悪い》というコメントとともに、同アカウントの妊娠・出産報告を引用し、AIである可能性を指摘していた。掲載されていた写真には、Xのファクトチェック機能であるコミュニティノートが添付され、注意喚起がされており、その異様さが物議を醸していた。

 

こういった一連の流れの中、Xには

 

《ふつうに気持ち悪い》
《ちょっと理解に苦しみます》

 

など、党への批判の声が広がっていた。

 

「19日には、同アカウントについて取材した堀氏が、このXアカウントを運営していたのは男性だったと明かし、さらに波紋を呼びました。架空の女性を演じて運用し、さらに妊娠や出産などのテーマを大きく扱っていたことで、拒否感が拡大したのです」(前出・政治ジャーナリスト)

 

今回の騒動について、立憲民主党本部に問い合わせた。

 

――なぜこのアカウントを作成したのでしょうか? 作成意図をお聞かせください。

 

《当該アカウントの開設者が立憲民主党の党員であることは確認していますが、開設の意図等については承知していません。》

 

――アカウントを運営している男性はどのような立場の方なのでしょうか?

 

《党本部としても、開設者と、生成AIで作成されたとされる画像を用いた中村りほ氏、それぞれのアカウントの存在は把握しており、また前記の通り、開設者が立憲民主党の党員であることは確認しています。》

 

――今回の架空の人物のAIについて、SNS上では批判的な言葉が多数、寄せられていますが、そういった反応をどう受け止めているでしょうか?

 

《生成AIを用いて作成した架空のキャラクターが実在の政党名を用いて投稿することについては、ニセの情報を拡散することを意味し、民主主義を歪めることにつながりますから、あってはならないと考えます。》

 

――今後このXアカウントは、削除も含めてどのように対処されるご予定でしょうか?

 

《本件については、栃木県連を通して、党の記載を外すことやAI画像による虚偽の情報を流さないようお願いをしている状況です。》

 

立憲民主党本部も今回の騒動には、困惑を隠せないようだった。

 

「20日現在でこのアカウントはすでに凍結されており、閲覧ができなくなっています。立憲民主党側も今後、こうした虚偽のAIに対しての危機管理体制を見直し、強化していく必要があるでしょう」(前出・政治ジャーナリスト)

 

党の信用問題にもつながりかねない一件だけに、早急な対策が求められそうだ。

 

画像ページ >【写真あり】「気味が悪い」指摘した立憲民主党名乗るAIの妊娠・出産報告(他1枚)

出典元:

WEB女性自身

【関連画像】

関連カテゴリー:
関連タグ: