YouTubeで人気を博している“経営エンタメ”番組「REAL VALUE」。ビジネスに大きな野望を抱いた志願者のプランを、経営者で構成される番組側の“マフィア”の面々が厳しい目線でジャッジするのだが、現在、そのマフィアの一人で、かつて上場企業のCFO(最高財務責任者)務めた経歴がある経営者・小塚祥吾氏の言動が注目を集めている。
発端は、8月19日に公開された動画だ。今回、志願者として出演したのは、父が創業した上場企業から独立してマーケティング企業を立ち上げた男性(42)で、革新的な広告プラットフォームの構築で「屋外広告(OHHメディア)を真に価値のあるものにしたい」とアピール。企業価値を「30億円」と自己評価した。
男性の会社は、「住民に届く、袋詰め台特化型リテール広告プラットフォーム」と称したサービスが武器。スーパーで客が袋詰めを行うサッカー台に、デジタルサイネージを設置して広告を配信するというもので、すでに導入事例もあるというのだが、ひな壇に座ったマフィアからは、今後のクライアント獲得、OHHメディアに強みを持つ競合との差別化などについて、鋭い質問が飛んだ。
そんななか、“助っ人”として男性の父親が登場。穏やかな老紳士といった出で立ちで、「今日は愚息のためにいろいろご意見賜りまして、ありがとうございます。元々、僕が経営している会社にいたんですけれども。子会社を買い取って自分で独立して……」と丁寧に言葉を述べていたのだが、ここで、小塚氏が噛みついた。
「お父さん、声がちっちゃいよ!」
すると、男性の父親は「申し訳ないです。あまり、こういうところで話すことはないので、申し訳ない」と力なく謝罪した。ただ、小塚氏は「いやいや、声ちっちゃいから聞こえないんですよ」と再び指摘したが、番組の運営者・西川将史氏(43)は「耳掃除しとけよ。みんな聞こえてるんだよ」と注意。それでも、小塚氏は「聞こえねえんだよ!」と言い張ったのだが、ここで、男性の父親は自己紹介を促され、こんな“華麗なる経歴”を明かし始めた。
「元々、半導体関係の、イメージを検査する光源装置というのを作っていまして。これは世界で60パーセントぐらいのシェアがあります。ニッチですから、売り上げは大したことはないです」
これを聞いた小塚氏は、少し驚いた様子で、「(売り上げは)どのくらいなんですか?」と質問。男性の父親が、「100億円はいかないんじゃないですか。ただ、時価総額は200なん十億はあります」と返したところ、小塚氏に先ほどのような勢いはなく……。頭を下げて、こう述べた。
「あら、そうでしたか。大変失礼いたしました」
その会社は、プライム上場企業だという。番組責任者の溝口勇児氏(41)が、「小塚さん、さっき声小さいとか言ってましたけど」と小塚氏をイジると、小塚氏は「消えてもいいですか」とコメント。一連の流れに、スタジオでは爆笑が起こり、Xで番組の切り抜き動画が拡散されると、態度を一変させた小塚氏に対し、こんなツッコミが寄せられていた。
《スゲー手のひら返しだな》
《普通に小物感半端ないって》
《めちゃくちゃダサくて草》
また、小塚氏本人も20日にXを更新し、《最近耳が遠くなってさ本当に聞こえなかったんよ。お父さんすみませんでした》とコメント。いっぽう、《ただ、もっと声出せよ》と再び挑発するなど、普段通りのお調子者キャラを演じているようだった。
