「つい最近も布施さんとごあいさつしましたよ。でも体調がよくないのか、ちょっと足取りが重いように見えました。最近テレビでお見かけする機会が減ったとは思っていましたが、破産というニュースには驚きましたね……」(近隣の住民)
8月20日、俳優の布施博(68)が代表を務める芸能プロダクション「有限会社馬力屋」(東京都あきる野市)が、東京地方裁判所立川支部から破産開始決定を受けたことが明らかになった。馬力屋は’90年、東京都小金井市に設立。’14年にはあきる野市に拠点を移している。
布施といえば、数々のドラマに出演を重ねた人気ベテラン俳優だ。’84年に倉本聰氏脚本の『昨日、悲別で』(日本テレビ系)で注目を集めると、その後、『君が嘘をついた』(’88年、フジテレビ系)、『ずっとあなたが好きだった』(’92年、TBS系)、『スウィート・ホーム』(’94年、TBS系)に出演するなど、トレンディ俳優の地位を確立。
「バブル期は一年中ほぼ休みがなく、年収も2億円を超えていたとか。当時出演した外資系企業のCMは契約金が1億円だったと、後にインタビューで本人が明かしています」(芸能関係者)
’97年からは『伊東家の食卓』(日本テレビ系)にも出演。バラエティ番組でも存在感を放った。私生活では、ドラマ共演をきっかけに、’92年に女優の古村比呂(60)と結婚し、3児の父となった。神奈川県内に豪邸を構え、おしどり夫婦と呼ばれたが、’09年に離婚。布施の浮気やDV疑惑が報じられるなど“お騒がせ”のイメージもついてまわるように。
「’12年には女優の井上和子さん(54)と再婚していますが、古村さんとの離婚騒動によるイメージダウンは免れませんでした。馬力屋は布施さんの知名度が頼りでしたが、経費削減や出演者の若返りなどを図るテレビ局の方針も逆風となり、絶頂期に比べると近年は仕事を大きく減らしていたようです」(前出・芸能関係者)
布施自身の“こだわり”も影響していたようだ。以前、ウェブメディアのインタビューで仕事のスタンスについて次のように語っている。
《今でも時々テレビの仕事のお話はいただきますが、「面白い」と思える作品になかなか出会えず、お断りしています。自分が面白いと思えないものを演じても、人の心は動かせないでしょう。自分の目指す方向性の芝居をしたいのなら、やはり舞台しかないのかな、と思っています》(「bjb」’22年9月4日配信)
さらに、’18年ごろには布施が脊柱管狭窄症を発症し、ひどいときは歩けなくなることもあったという。加えて近年は実母と義父の認知症介護に直面するなど、プライベートの難局も事務所の経営に影を落としていたようだ。
前出の近隣の住民が語る。
「以前は布施さんが高級輸入車に乗っていましたが、最近は奥さんが軽自動車を運転する姿をよく見かけます。奥さんはよく小型犬の散歩もされていますね」
現在住んでいる自宅を兼ねた事務所は、借家だという。
「引っ越してきてすぐのころは、所属俳優さんたちが建物の中で芝居の稽古などもしていたようですが、最近はご夫妻2人だけみたいです」(前出・近隣の住民)
本誌は破産開始決定の背景について取材するため、あきる野市の馬力屋を訪ねたが、布施は留守の様子だった。負債額は現在調査中だという。
一時代を築いたベテラン俳優は、60代終盤に訪れたピンチを前に、馬力を発揮できるだろうか――。
画像ページ >【写真あり】大物女優とW主演した絶頂期の布施博(他1枚)
