事件が発生した中野ブロードウェイ。総額約2億円もの高級時計が強奪されたという(撮影:梅基展央) 画像を見る

高級腕時計4本の窃盗にかかった時間はわずか10秒。合計の販売価格はおよそ2億円だったという。

 

8月25日午前11時50分ごろ、東京都中野区の商業施設「中野ブロードウェイ」1階にある高級時計買い取り販売店「タイムウォーカー」に、黒いマスクをつけた2人組が押し入り、店内のショーケースをハンマーでたたき割ると、高級腕時計「リシャール・ミル」3本と「パテック・フィリップ」1本を強奪。1人は走って、もう1人は電動キックボードで逃走したという。

 

「2人は終始、無言だったので、日本人か外国人かの判別はついていないようですが、犯行時間の短さなどから事前に下見をしていたと推測されます。

 

店員が逃げた2人を追いかけましたが見失い、その後、店から約300m離れた場所で、犯人のものと思われる電動キックボードと衣類が見つかっています」(事件担当記者)

 

警視庁中野署が窃盗事件として捜査しているが、犯行の手口から、犯人特定に結びつくヒントはあるのか。犯罪予知アナリストの京師美佳氏に聞いた。

 

「10秒でいちばん高い時計を奪っているので、事前に店内を下見して、時計の展示位置などを確認しているはずです。また、電動キックボードという逃走手段や、着替えを用意していることなどから、犯行には計画性を感じます。

 

トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)の組織的な犯行の可能性もありますが、実行自体はガラスを割って盗むだけなので、闇バイトでも可能です。

 

白昼に実行したのは、夜間だと『シャッターが下りている』『警備システムが作動している』などのセキュリティ対策がなされているためだと思います」

 

高級腕時計をディスプレイするケースのガラスは、簡単に破壊できるのだろうか。

 

「一般的な事例になりますが、自動ドアなどに採用されている強化ガラスは、四方から圧力がかかっても簡単に割れません。しかし尖ったものなどで叩くと、氷砂糖のように簡単に割れてしまうことがあります。事件現場の映像をみると、ガラスが粉々に散っていますので、強化ガラスの可能性が高いですね。

 

盗難防止のためには、貫通に5分以上かかるとされる、より強度が高い防犯ガラスのディスプレイを使用するといいのですが、高額なので、躊躇するお店も多いのが実情です」

 

けが人がいなかったことは不幸中の幸いだが、まずは犯人逮捕が待たれる。

 

画像ページ >【写真あり】物々しい“2億円腕時計”強奪事件現場(他1枚)

出典元:

WEB女性自身

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