9月1日、日本外国特派員協会で記者会見をおこなった林芳正総務相(撮影:梅基展央) 画像を見る

9月17日、第2次高市改造内閣が発足したが、そこには林芳正前総務相(65)の名前はなかった。

 

前回2025年10月の自民党総裁選に立候補した5人のうち、小泉進次郎防衛相、茂木敏充外相、小林鷹之政調会長は留任し、最大の注目人事とみられていた林氏は高市早苗首相(65)により、閣外へ追いやられた。

 

その林氏が、早くも2027年秋の自民党総裁選に向けて動き始めているようだ。

 

政治部記者が言う。

 

「10月5日に臨時国会が召集される予定ですが、その週に林氏は都内の高級レストランで旧宏池会の若手議員グループの仲間たちと食事会を開くようです。11カ月間務めた総務相の慰労会と次の総裁選に向けた“決起集会”のような会合になるのではないでしょうか。20人前後が集まるのではないかとみられています。林氏が閣外に去ったことで、次の総裁選では、高市VS林の構図が固まったようにみえます」

 

林氏が入閣しなかった経緯について、自民党関係者が言う。

 

「希望の役職を書くアンケートに林さんは、何も書かない白紙で回答したようです。ただ、周囲には『留任の要請が来たら、断りにくいよなあ』と漏らしていました。結局、高市さんは林さんを慰留しなかったということです。高市さんにしてみれば、次の総裁選で最大のライバルとなるとみられる林さんを留任させたほうが、高市氏批判を抑えられることも含めて、得策だと考えられていました。それを閣外に追いやったということは、林さんを閣外に出しても、次の総裁選では勝てると高市さんが判断したということなのでしょう」

 

林氏は、2025年10月から第1次高市内閣、第2次高市内閣で総務相を務めた。

 

「林さんは、前回の総裁選1回目の投票で、議員票は高市さんを上回りましたが、地方の党員票では高市さんに2倍近い票を獲られ、差を付けられました。そのため、地方回りができる役職を希望し、総務相になった経緯があります。そして、11カ月の間に26都府県を視察で回るなどして、地方の仲間を増やす活動を続けてきました。今後は、まだ回っていない地方も含めて、一議員として積極的に地方行脚を続けるようです」(前出の自民党関係者)

 

林氏がナンバー2の座長を務めていた旧宏池会をめぐっては、岸田文雄元首相の側近の1人だった村井英樹衆院議員が、国対委員長に起用される人事も注目された。

 

「この人事は、村井氏の能力を買っての抜擢人事だと思います。ただ、党内では高市さんによる旧宏池会剥がしの一つではないかという見方も出ています」(前出の自民党関係者)

 

一方の林氏にも明るい材料が見えてきているようだ。

 

前出の記者が言う。

 

「岸田氏のもう一人の側近だった木原誠二前選対委員長も、独自の動きをしており、今は岸田氏と必ずしも連動していないようです。一時は再選に意欲を示したとも言われる岸田氏ですが、今は村井氏、木原氏も離れつつあり、岸田氏の求心力は低下気味。旧宏池会メンバーは、林氏の元へ集まりつつあるようです。

 

また、9月16日の党役員人事で野党との調整役を務めてきた石井準一参院幹事長を交代させたことも林氏には有利に働くかもしれません。高市氏と維新の吉村洋文代表は、臨時国会で食料品の消費税減税法案と衆院定数削減法案を成立させる方針を決めていますが、野党の意向をくんだ対応をしてきた石井氏を外したことにより、強引な国会運営がおこなわれるとの懸念もあり、臨時国会での高市氏への批判が高まる恐れもあります。

 

そして、40人ほどの石井氏のグループが反高市派となり、林氏のグループと組む可能性も出てきました。林氏は政策集団を立ち上げた武田良太衆院議員のグループとの連携も模索しています。ですから、大きくみれば、次の総裁選は高市VS反高市になりそうです」

 

林氏は、反高市派をまとめて味方につけることができるだろうか。

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出典元:

WEB女性自身

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