今年5月に開設され、翌月にアカウント名がリニューアルされた政府系の公式X「内閣広報官(色々投稿試し中)」。“中の人”の内閣広報官・佐伯耕三氏(51)が運用し、高市早苗首相(65)の動きに関する発信、時には一部報道に対する反論なども行ってきた。
運用開始から間もなく半年を迎え、フォロワーは約15万人まで増えるなど影響力を高めてきたこのアカウント。ところが、第2次高市改造内閣が発足した3日後に投稿した内容が、現在波紋を広げている。
改造内閣が発足した17日、首相官邸では赤い絨毯が敷かれた階段で恒例の写真撮影が行われ、「内閣広報官」アカウントでは記者会見に向かう高市首相や新内閣の記念写真の様子を伝えていた。そして、20日に《再び、先日の内閣改造の際の写真です》とのキャプションと共に、撮影が始まる前の階段の写真や、集合写真の前2列の高市氏、細野豪志復興相(55)、小泉進次郎防衛相(45)、木原稔官房長官(57)らを斜めからのアングルで撮影した写真など計4枚を公開した。
これらの写真で特徴的なのは、すべてがモノクロで、赤い絨毯のみを赤にするという加工を加えている点。首相官邸の公式Xで公開されているおなじみの集合写真と比べると、今回の加工された写真は確かにスタイリッシュにも見えるのだが……。多くのユーザーからは“必要性”に疑問符がつく演出だったようだ。
《企業広告じゃないんだよ。こんな加工いらないだろ》
《内閣改造の広報やろ?国民が知りたいのは新大臣の顔ぶれであって、広報官の現像センスやないんよ…》
《カーペット以外をモノクロに脱色している意図がわからない。かっこつけてるつもりならスベってる》
《政府のやる事として、センスが無さすぎます。勉強し直してきてください》
《内閣広報官ナフサ足りてないんすか???》
高市内閣の動きに親しみを持ってもらえるようにと運用が開始された「内閣広報官」アカウント。当初の目的に反して、こうしたツッコミが殺到してしまっているわけだが、その背景には、内閣広報室の概算要求額もありそうだ。
「もちろんSNSにおける国民目線の情報発信は有用ですが、求められているのは的確な“情報”であって、絨毯だけ赤にするようなセンスではないというところでズレていますよね。そんななか、内閣広報室は来年度の概算要求でとして約72億円を計上。これは今年度の10倍を超える規模で、Xでは“適正な額ではない”などの批判も殺到しています。今後、政府の情報発信に巨額の税金が投入されるわけですが、内閣広報官アカウントに見られるSNSの報発信も含まれることになるのでしょう」(WEBメディア記者)
9月12日に首相官邸のYouTubeチャンネルで公開された動画『骨太の教室』は、人気お笑い芸人が出演しているにもかかわらず再生回数が1万回を切るなど思うように伸びていない様子。果たして、今後72億円はどう“適切”に使われていくのだろうか――。
画像ページ >【写真あり】「企業広告じゃないんだよ」ツッコミが殺到したモノクロ写真(他1枚)
