「日本で一番悪い男だと言われている」
福岡県議会の正副議長ポストをめぐる“疑惑”が取り沙汰され、こんな自虐で余裕をかましながらも、今年8月25日に一転して議員辞職した蔵内勇夫前県議会議長(72)。しかし、蔵内氏が退いてからも、県議会をめぐる問題が後を絶たない。
「今年7月、元県議会議長の吉松源昭県議(58)が、議長ポストをめぐる“金銭授受問題”を告発。そのなかで、蔵内氏も金銭を要求した人物として名前が挙がっていました。蔵内氏本人は疑惑への関与や議員辞職の可能性も否定していたのですが、一転して方針を覆したかたちです。ただ、問題は金銭授受疑惑だけではありません。疑惑と並行して、県議らによる高額な海外視察が問題化しており、たとえば、昨年11月のフランス・パリ視察の際には、蔵内氏をはじめとする県議5人の食事代として一人20万円、あわせて100万円を公費負担していたことが明らかになったばかり。金銭授受疑惑や海外視察については、第三者委員会が調査するのですが、調査費用が約2億2000万円もかかるということもあり、批判が噴出しています」(政治部記者)
県議による海外視察をめぐって、最近注目を集めたのが、政治系メディア「センキョタイムズWEB」の報道だ。同メディアは9月3日と4日に公開した記事で、’24年1月26~28日にかけて「福岡県議会バンコク都議会訪問団」がタイの首都・バンコクを訪問した際の宴会の写真を独自に公開。写真には、蔵内氏が映画『タイタニック』のジャックとローズを真似て、大田京子県議(48)の腰に手を当てて恍惚の表情を浮かべた姿が収められていた。
そのほか、豊福るみ子県議(59)、林泰輔県議(52)らも同様のポーズに興じていたが、この視察には経費として238万円が計上されていた(県公表資料)こともあり、SNSでは“遊んでいるのか”などと批判が噴出。太田氏は4日、Xで《公務に臨む者としての緊張感と自覚が足りておりませんでした》として国民民主党福岡県連の代表辞任を表明した。
そんななか、「センキョタイムズWEB」は9月23日、《【スクープ】「ドン・クラウチオーネが世界に挑戦します!」(松尾統章氏)――バンコク送別宴の動画4本を公開》と題した続報記事で新たに動画を公開。先述した「タイタニックごっこ」と同じ日時と場所で撮影されたもののようだ。
映画『ゴッドファーザー』のドン・コルレオーネにちなんでか、松尾統章県議(53)が壇上で、「ドン・クラウチオーネ!タララララ~」と有名なメロディを口ずさむと、壇上中央で腕を上げ、またしても恍惚の表情を浮かべる蔵内氏。さらに、松尾氏が「ドン・クラウチオーネが世界に挑戦します!」と盛り上げると、会場では大きな拍手が起こっていた。
さらに、別の動画では、バンドの陽気な生演奏に合わせて、ネクタイを頭に巻いた古風な宴会スタイルの“ドン・クラウチオーネ”が、壇上で楽しそうに踊っている。その横では、豊福県議をはじめ女性も踊っており、彼女たちも頭にネクタイを巻いてずいぶんと楽しげだ。その他の動画でも、林県議をはじめ複数の県議が壇上で一斉に「素晴らしい!Y!M!C!A!」とご機嫌の様子だった。
センキョタイムズWEBの元木てつぞう編集長は、《それにしても福岡県の県議会議員は、県民にとって何なのだろうか。もちろん尊敬に値する政治家も存在する》と前置きしつつ、《その認識の上であえてこう言いたい。役に立たないだけでなく、害悪しかもたらしていないのでは?》と指摘。
当然、この宴に参加した県議らの視察には、公費で賄われている部分があるわけだが、Xでは改めて以下のような批判が続出した。
《これが研修か。ただのランチキ騒ぎ。これが税金で行った研修か。旅行費用を返せ!》
《言葉が悪いのはお許しください。でも、アホの極みとしか言葉が出ません》
《これは海外視察ではなくて…海外旅行では…その日の暮らしでいっぱいいっぱいになってる人もたくさんいてるであろうに こともあろうか税金でやってしまってるんですね ホンマどうかしてる…》
来年4月には統一地方選が控えているが、福岡県議会は膿を出し切ることができるのか――。
画像ページ >【写真あり】頭にネクタイを巻いてどんちゃん騒ぎ…物議を醸した蔵内前議長の姿(他4枚)
