台風25号が襲った千葉県佐倉市。道路が冠水するなど、甚大な被害が各地でみられた(撮影:梅基展央) 画像を見る

関東に接近したあと、9月22日に海上に抜けた台風25号。記録的な豪雨と強風で千葉県、神奈川県に甚大な被害をもたらし、依然として各地で救助作業が続いている。

 

千葉県佐倉市では、市内を流れる高崎川が氾濫し、JR佐倉駅周辺の住宅街や田畑が依然として広範囲で冠水しており、片づけ作業すらおこなえない状況が続いている。

 

高崎川沿いで旅館を営む経営者はこう話す。

 

「今回の台風では、雨がやんだと思ったらその後に急に水かさが増してきました。川の上流の水が流れ込んできたのでしょうね。床上まで浸水してしまったので、1階は使えない状態です。

 

宿泊客はいらっしゃいましたが、みなさん2階以上に宿泊されていました。なので、現在はそのまま滞在してもらっています。水が引くまでは、旅館を出ると言ってもびちゃびちゃになりますからね」

 

最近頻発する千葉の豪雨災害。高崎川の近くで100年近く営業を続けてきた石材店の店主も、こう言って驚いていた。

 

「高崎川の氾濫は過去にもあったが、ここまで浸水してくるのは今回が初めてだ。昔の話でも聞いたことがなかった。幸いうちは墓石などを扱う石材店なので、水に浸かっても大丈夫だった。せめてもの救いです」

 

ある住民は、「8月以降、浸水したのは2回め」と、ぐったりと肩を落とす。前回の復旧もままならない状況で、今回の台風に見舞われた形だ。

 

「前回の千葉豪雨では、床上3cmまで水が来ました。なので、どう修理するか工務店と打ち合わせるところだったんです。そうしたら、今回は床上50cmまで浸水してしまいました。

 

前回はテレビなどの電化製品は無事でしたが、今回は全滅。いまは仕方なく2階で生活して、水が引くのを待っています。そういえば、家を購入する際、周辺の価格よりこの家は少し安かったんですよ。その理由は、水が溜まりやすいということだったのかもしれません」

 

一方、神奈川県三浦市でも被害は甚大だ。南下浦町では2階建てアパートの1階部分に土砂が流れ込み、20代の女性と連絡が取れていない。また、初声町でも土砂崩れの影響で住宅が崩壊、住人の30代女性と連絡が取れていない。

 

台風25号によるこれまでの被害は、千葉県と神奈川県を合わせ、10人が死亡し、4人が行方不明だ(9月24日現在)。一刻を争う救助が求められている。

画像ページ >【写真あり】たび重なる災害が襲った、千葉県佐倉市の“惨状”(他6枚)

出典元:

WEB女性自身

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