埼玉県警岩槻署は9月29日、実母の遺体を自宅に放置した死体遺棄の疑いで、埼玉県さいたま市岩槻区の無職・亀崎茂容疑者(63)と弟の無職・清二容疑者(58)を逮捕した。
9月28日に茂容疑者自ら岩槻署に赴き、「4年前に死んだ母を家に置いている」と申告。これを受け警察が自宅を訪れ、1階和室に置かれていたプラスチック製の衣装ケースの中から、一部が白骨化した遺体を発見していた。
両容疑者は調べに対して、「母親が自宅で亡くなったあと放置した」と容疑を認めているという。警察は遺体が二人の母親である可能性が高いとみて、身元の特定を進めるとともに、詳しい経緯を調べている。
事件が起きたのは、幼稚園や小学校が近い、郊外ののどかな住宅地。本誌が自宅を訪ねると、玄関であるガラス引き戸の内側にはゴミが高く積まれて、出入り口の機能をはたしていなかったーー。
「もともとは大工だったお父さんがいらしたんですが、ずいぶん前に他界されました。
その後、高齢のお母さんと兄弟の3人暮らしが始まったのだと思います。
ただ、高齢のお母さんももう10年以上もお見かけしていません。今回、事件になって初めて、4年も前に亡くなっていたと知って本当に驚きました。何年も遺体が据え置かれていたとは……。
コロナ前までは兄の茂さんがバイクで出かけるのを時折見かけましたが、最近はどうしていたのか。弟の清二さんは、外出することはほとんどありませんでした。
夜になると電気はついていましたが、エアコンがないのか夏場は窓を開け放して、大音量でテレビを流していましたよ」
親族との繋がりも途切れていたようだ。近くに住む両容疑者の親戚に話を聞くと、「私どもの親戚にあたりますが、長いこと音信不通でどういう生活だったのか一切分かりません」と答えるのみだった。
閉ざされた家の中で一体何が起きていたのか、全容解明が待たれる。
画像ページ >【写真あり】《ゴミが積まれ機能不全》事件があった自宅の玄関(他1枚)
