「撮影現場では、“珠ちゃん体操”をキャスト、スタッフ全員でやっているそう。連日の撮影の疲労を解消するため、首や肩、指先をほぐすのだといいます。これは、バレエ経験のある石橋さんが考案したそうです」(制作関係者)
放送中のNHK連続テレビ小説『ブラッサム』でヒロイン・葉野珠を好演する石橋静河(32)。撮影はハードながら、まさにブラッサムな笑みを浮かべて臨んでいるという。
「休憩中も笑顔で周囲と話していることが多く、プレッシャーを感じさせません。
この堂々とした様子は、晩年の珠を演じる加賀まりこさん(82)の存在が影響しているそう。同じシーンに登場することはありませんが、加賀さんの風格ある演技が石橋さんのヒロインとしての指標となっているといいます。
いっぽうの加賀さんも、“静河さんに尽くす”という思いだそうです」(前出・制作関係者)
固い信頼で結ばれる石橋と加賀。実は2人には意外な共通点がーー。
「石橋さんと加賀さんは、明星学園の同窓生なんです」
こう話すのは芸能関係者。しかも、『ブラッサム』にはほかにも同窓生が。
「北海道編に登場する杉田かおるさん(61)や、主題歌を担当するYOASOBIのikuraさん(幾田りら・26)も明星学園の出身。小学校から高校まであり、それぞれ在籍した時期は異なりますが、『ブラッサム』に4人も集結する快挙に、明星学園の同窓会もSNSで喜んで宣伝していました」(前出・芸能関係者)
東京・吉祥寺駅近くにある明星学園。実は芸能界で活躍している卒業生が多数。なぜ、これほどまでに多彩な人材を輩出するのかーー。
同校の卒業生で『大人女子』シリーズで知られる作家・エッセイストの横森理香さん(63)は言う。
「明星学園は、どんな人でも受け入れてくれる土壌がある学校。芸能人の子どもや個性的な人は、ほかの学校では目立ってしまい、なじめないこともあるでしょう。そうして転校してくる人も多かったですが、明星学園は差別やイジメがないので、誰もがのびのびと育つのだと思います。
私は放課後にたばこの煙が漂うようなジャズ喫茶でお茶したり、音楽をやっているコは自然豊かな井の頭公園でトランペットの練習をしたりしていました。個々がやりたいことに熱中するあまり、『明星学園の“園”は動物園の“園”』なんて言われてました(笑)」
明星学園の公式サイトによると、同校の教育理念は「個性尊重」「自主自立」「自由平等」。その姿勢はカリキュラムにも表れている。
「上級生になると、自分の好きな教科を1週間で4時間受けられる選択科目というものがありました。私は美大に行くと決めていたので、美術を4時間受けていました。数学が得意なコは数学を、音大に行きたいコは音楽を、と、好きなことを重点的にやらせてもらえる仕組みです。
制服もないので、みんな好きな格好で登校していました。それでもまったく怒られず、先生たちも寛容でした」(横森さん)
歌舞伎俳優の中村獅童(54)も明星学園の卒業生。同校の公式サイト上でこう話している。
《土屋アンナちゃんとか小栗旬君とかと仕事で一緒になるんですが、2人ともすごく個性的じゃないですか》
《(明星学園は)個性くっきり、通信簿もその頃は無くて、その子の個性を伸ばしてくれるところが、うちのお袋が気に入って受験させたんですね》
前出の芸能関係者は言う。
「石橋さんの姉でシンガー・ソングライターの優河さん(34)も同校の出身。中学時代に学校のイベントで優河さんが歌を披露したことがあったそうで、それを目の当たりにした石橋さんは意外な才能に驚いたそうです。のちに歌の道に進む優河さんの分岐点にもなり、個性を発揮する姉の姿に石橋さんも刺激を受けたようです。
これも明星学園の校風だからこそ。のびのびと自分を表現できる環境で、誰もが一番星として輝けるよう育ったのでしょう」
朝ドラの撮影でも学生時代を思い出すことがあったようで……。
「石橋さんは朝ドラで印象に残った場面として、女学校で仲間たちと同人誌を作るシーンを挙げています。みんなでひとつのことに夢中になる時間が楽しくてワクワクしたと話していました。明星学園に通じる雰囲気があったのかもしれません。
石橋さんと加賀さんが50歳もの年齢差がありながらも通じ合えるのは、明星学園の気質がともに流れているからでしょう。杉田さんや幾田さんという同窓生の存在も、石橋さんには心強いものだといいます」(前出・制作関係者)
同窓生の絆が咲き誇る『ブラッサム』。熱を帯びる撮影に向き合う石橋を力強く支えているーー。
画像ページ >【写真あり】共演する「伝説OG女優」(他2枚)
